アウディ ジャパンは、プレミアムコンパクトスポーツカーTTシリーズのトップモデル「TT RS クーペ」の装備・仕様を変更し、「TT RS プラス クーペ」として発売した。エンジンの最高出力は従来モデルより20PSアップして360PSに達している。
同モデルはアウディのハイエンドスポーツモデルであるR8やRS6などを手がけるクアトロGmbHが開発を担当。2.5リットルの直列5気筒DOHC直噴ターボエンジンを搭載し、その最高出力は360PSとなっている。トランスミッションは7速Sトロニック、駆動システムはクワトロ フルタイム4WDで、0-100km/h加速タイムは4.1秒と、歴代TTで最速をマークする。これほどのパフォーマンスを発揮しながら、燃費は従来モデルと同じ10.0km/リットル(JC08 モード)を確保している。
エクステリアは、シングルフレームグリルやカーボンのアウターを用いたドアミラー、リヤディフューザーなどを採用した専用デサイン。ホイールは19インチの5アームローターデザインとなっている。ボディカラーは従来モデルと同様のホワイト、レッドパール、グレーM、ブラックパール、ブルーパール、グレーパール、シルバーMの7色に加えて、パンサーブラッククリスタルが追加された。
装備面では、スマートフォンとの連携機能を追加したDSRC(ITSスポット)対応のSDナビゲーションを搭載。MP3やWMAフォーマットに対応し、USBスロットやRCAインプットを備え、さまざまな機器と接続できる。同モデルの価格は890万円。