日本では有名な飲食店に並んで待つ光景がよくありますが、外国人のみなさんの目にはどう映っているのでしょうか? また、外国では並んでまで飲食店に入ろうとする人は多いのでしょうか? 日本に住む外国人20人に聞いてみました。
■日本人はおいしいものが大好きだなーと思う。母国では少ないです(マリ/男性/30代前半)
■おもしろい。こっけいな感じ? 母国では並んで待つことはまずない(ネパール/男性/30代前半)
よくやるなー、という感じでしょうか。否定はしないけれども、近くにすぐ入れそうなお店があるのにひとつの店に行列ができている光景を不思議に感じているようです。
■なんで日本人が並ぶのが好きなのか不思議だと思います。タイでは並ばないで、番号札をもらって買い物をしてからお店に戻ります(タイ/女性/30代後半)
■忍耐力があるな~と思います。フランス人は待つのが嫌いな人が多いので。待ち時間や、ひとりか複数で来ているかでも違います(フランス/女性/20代後半)
並ぶのが好きというわけではないけれど、食べたいものを食べるためだから仕方ない、というだけなのですが、やはり忍耐力があるということになるのでしょうか? 複数人で並んでいれば退屈もせず、待ち時間もいい思い出になるかもしれませんが、ひとりの時は整理券が配布されたらありがたいですね!
■食べるだけなのに、時間がもったいなくない?と思う。母国では見たことがありません。有名なナイトクラブだったらありそうですが(ロシア/女性/20代前半)
■みんな暇だなと思う。母国ではない。そんなことする暇がない(デンマーク/女性/50代前半)
■みんなが並んでいるから私も並ぼうというのはおかしなやり方です。しかも長い間並んでやっと席を手に入れたのに「実際あまりおいしくなかった」という話もよく聞きます。母国でも少数の有名なレストランはそうですが、ほとんど予約制なので並ぶ必要はありません(イラン/女性/20代後半)
時間の無駄、暇なの?と首をかしげていらっしゃいます。興味のない人からしたら理解に苦しむ行為ですよね。さらに並ぶ時間に比例して期待も高まり、勝手にハードルを上げて結果、並ぶほどでもなかった……そういうこともあります。それなのにどうして並ぶのでしょうか?
■話題にとらわれる人が多いなと思います。アメリカは日本ほどいないと思います。バーゲンがある時は別ですが(アメリカ/男性/20代後半)
口コミやメディアの情報などでおいしいと評判のお店に、客足が集中しやすいというのは事実。それが日本人は顕著だというご意見です。行列を作る一因と言えそうですね。
■自分は絶対待たないがやっぱり気になる。母国ではありません(ポーランド/女性/20代後半)
■最初はとても不思議に見えましたが、今では自分も長時間待たなければならなくても行列があるお店の方を選びます。母国では比較的少ないと思う(インドネシア/男性/30代前半)
信じられない!と初めは思っていたものの、気になったり、行列に加わるようになったりする人もいました! 行列を見かけると、なんだろう?とちょっと気になります。興味がわいたら試してみるのもいいでしょう。
■幸せな国だと思います(ドイツ/男性/40代前半)
あきれ半分じゃないですよね!?
おいしいものを食べたいという心は万国共通だと思いますが、列をなしてまで……と不思議に思う外国人は多いようです。外国でもイベントや新型電子機器の発売日などは、日本と同じように行列ができることがあります。有名飲食店で食事をすることはイベントなんだ!と思えば、なんとなく気持ちが理解できるかもしれませんね。