UQコミュニケーションズが2月6日に発表したモバイルルーター「URoad-Aero」(シンセイコーポレーション製)は、薄型ボディと長時間バッテリーが特長の新製品。厚さ8.4mmと世界最薄ボディでありながら、モバイルルーター史上最長の連続待機最大約1000時間を実現した(ともに2013年2月5日現在、シンセイコーポレーション調べ)。
本稿では、2月20日より「UQ WiMAXオンラインショップ」で販売が開始されるURoad-Aeroの搭載機能をチェックしていく。
外観と仕様をチェック
URoad-Aeroは、サイズ約106(W)×63.8(D)×8.4(H)mm、重さ約74gと軽量スリムなコンパクトボディが特長。携帯性が向上しており、シャツや上着のポケットに入れてもかさばらない。無線LAN規格は、IEEE802.11b/g/(同時接続無線LAN10台+USB接続1台)に対応する。本体価格は17,800円。
連続通信時間は、最大で約12時間。電力消費を抑えた休止モード(Sleepモード)に対応し、連続待機時間は約1000時間となっている。休止モードへ移行するボタンは本体の上面に配置されており、休止/ 起動の操作が行いやすい。iOSおよびAndroidスマートフォン向けアプリケーション「URoad Magic」で休止モードへ移行することもできる(後述を参照)。
LEDインジケーターにより、バッテリー、Wi-Fi、WPS、WiMAX電波の状況がひと目で分かるようになっている。カラーはホワイト、レッド、ブラックの3色で展開する。
無線LANはIEEE802.11b/g/nに対応。タイマー予約機能「Aeroモード」を搭載し、URoad Magicアプリから設定することで自動で休止から起動、起動から休止への移行が行える。さらに、シンセイコーポレーションの製品としては初めてクレードルに対応した。クレードル「URoad-Aero Station」はアクリルの透明感が特徴のスタイリッシュなデザイン。直販価格は2,980円となっている。
URoad-Aero単体では公衆無線LAN自動切り替えに対応している。空港・駅・ショップなど、街中で快適なWiMAX通信が行える。また、クレードル利用時にはアクセスポイントモードでブロードバンドルータと接続し、スマートフォン、タブレット、PCなどのWi-Fi対応機器をインターネット接続できる。ルータモードでPCと有線LAN接続すれば、URoad-Aeroを充電しながらPCでWiMAXを利用することも可能だ。
スマートフォンアプリにも対応
URoad-Aeroに対応する無料アプリ「URoad Magic」は、iOS端末とAndroid端末の双方をサポート。WiMAX電波状態、バッテリー残量の表示のほか、休止状態への移行、電源オフへの移行などが行える。タイマー予約機能Aeroモードを利用すれば、通勤時間帯に自動で起動させ、勤務時間には自動で休止させるなどの設定が可能だ。そのほかWAN側通信をWiMAXと公衆無線LANの切り替え、USB接続モードのオン/ オフ切り替えなどの操作を行える。Wi-Fi接続機器の台数表示にも対応する。
URoad-AeroのUQ WiMAXオンラインショップでの販売価格は、「UQ Flat年間パスポート」契約の場合は4,800円、「UQ Flat完全定額プラン」あるいは「UQ Step 2 段階定額プラン」契約の場合は12,800円、「UQ 1 Day 1日利用プラン」契約の場合は17,800円となる。
(記事提供: AndroWire編集部)