本田技研工業は12日、250ccのネイキッドロードスポーツモデル「VTR」を一部改良するとともに、新設計のハーフカウルを装着した「VTR-F」をタイプ追加して、14日に発売すると発表した。
VTRの一部改良では、電子制御燃料噴射装置(PGM-FI)のセッティングを変更。低回転域のスロットルリニアリティーを向上させることで、街中でも扱いやすくなっている。また、前・後のサスペンションのセッティングも変更し、ツーリングや街中での快適な走行と安心感のある乗り心地を高めたとのこと。車体色は、すべてが新色という「マグナレッド」「グラファイトブラック」「パールフェイドレスホワイト」の3色を展開。価格は56万7,000円。
VTR-Fは、市街地はもとより高速道路での快適な走行を目指し、新設計のコンパクトなハーフカウルを装着したモデル。フレームマウントとすることで、ステアリングの慣性マスを低減し、軽快な走りが楽しめるという。
そのほか、ヘッドライトにY字デザインのマルチリフレクターを採用して精悍なフロントマスクとしたほか、メーター中央に大型のアナログ式タコメーターを配置した専用設計の多機能液晶ディスプレイを備えている。車体色は、「パールサンビームホワイト」と「パールコスミックブラック」の2色を展開。価格は58万8,000円。