日本で多くの人々から愛されている無印良品ですが、外国人のみなさんの反応はどうなのでしょう? 無印良品についてどう思うか、母国で無印良品は知られているのか、日本に住む外国人20人に聞いてみました!
■良いと思うが、ロンドン以外では知られていない(イギリス/男性/40代前半)
無印良品は「MUJI」として世界に羽ばたいています。その記念すべき海外第一号店がロンドンにあります。イギリス国内には現在12店舗あり(※)、シックでファンキー、清潔で実用的だとファンも多いのですが、まだまだ知らない人もたくさんいるのですね。
■リーズナブルな値段で良い品質のものが買えるお店です。母国でも知られていると思います(インドネシア/男性/30代前半)
■バウムがおいしいです。ほかの物も質が良かった。母国にはないと思います(ギリシャ/男性/30代前半)
海外で現地のペンを買ったらインクが漏れたり出なかったりしたので、確実を求めMUJIで買い直したという、まさに「良品」エピソードを聞いたことがあります。インドネシアには現在6店舗。店内では在住日本人の姿も多く見られるようです。ギリシャには今のところありません。
■モダンでデザインがいい。母国では分からない(韓国/女性/30後半)
■いい感じのお店です。シンプルでデザインがきれいなものがいっぱいあります。母国ではほとんど知られていないと思います(アメリカ/男性/20代後半)
■デザインがシンプルで好き。服はサイズが限られているから買えない。母国では知られてない(デンマーク/女性/50代前半)
シンプルなデザインが一番の魅力であるとの回答です。色彩や装飾を最小限まで突き詰めたミニマリズムの成功例ということになるでしょうか。創作理論が商品に徹底されていて、店舗内にいるだけでワクワクしてきます。韓国には12店舗、アメリカには5店舗、デンマークには今のところMUJIはありません。サイズ展開拡大希望の声が届けば日本で買えますね! 一方、あまり興味がない方ももちろんいらっしゃいます。
■あまり行かない。母国では首都のワルシャワにはあります(ポーランド/女性/20代後半)
■あまり行っていません。イタリアにはないと思います(イタリア/男性/30代前半)
■少し高いのであまり好きではない。スタイルも日本人っぽい。母国では知られていない(マリ/男性/30代前半)
リーズナブルであることもMUJIのコンセプトのひとつですが、たしかに少し高いと感じることもありますよね。もっと安くて似たようなものもありますから。でもそこはやはり似て非なるもの。無印良品というライフスタイルブランドが好きかどうかで、感じ方も変わりますね。ポーランドには1店舗。イタリアにも現在8店舗、マリを含むアフリカ大陸には今のところMUJIは進出していません。
■無印のコンセプトは本当に家庭のニーズに合わせたセレクションで、シンプルイズベストを打ち出していてすごく便利なブランドです。母国でももちろん知られていますし、とてもフランス人のテイストに合っていて人気です(フランス/女性/20代後半)
最後に、無印良品についてとても分かりやすくまとめていただきました。フランスで人気があるというのは、なんだかすごくしっくりきます。センスが似ているのですね! そんなフランスには現在11店舗のMUJIがあります。
西友のワンコーナーに突如現れた無印良品。シンプルなフォルムでありながら、その当時はそれが逆に個性的で印象的でした。瞬く間に人気者になり、今ではキャンプ場の運営や家づくりにまで活躍の幅を広げています。
外国人のみなさんにも比較的好評のようでしたが、母国ではMUJIの有無も関係しているのか、あまり知られていないという回答が目立ちました。みなさんは無印好きですか?
※展開店舗数は2013年1月現在