サントリーは2012年11月10日・11日に、最近1カ月にアルコールを飲用した20代~50代の男女を対象に、缶チューハイや缶カクテルなどの低アルコール飲料に関する調査を実施した(調査協力はマクロミル)。
同調査は、RTD(「Ready to Drink」の略語。そのまますぐ飲める缶チューハイや缶カクテルなど低アルコール飲料を表す)に関する実態調査。2012年のRTD市場は、1億2,290万ケース(対前年104%)と好調に推移し、5年連続で前年を超え、過去最大の市場規模に成長している。
最初に、直近1カ月にアルコールを飲用した人に、自分で購入して自宅で飲用したお酒について聞くと、「ビール」(56.5%)、「RTD」(43.9%)、「新ジャンル(第3のビール)」(43.1%)という結果になった。特に女性は、「RTD」(51.6%)が「ビール」(49.4%)や「新ジャンル(第3のビール)」(38.3%)を上回り、第1位となっている。
続いて、1年前と比べ自宅で食事をする時に飲むことが増えたお酒を尋ねると、「RTD」が、「新ジャンル」(17.5%)や「ビール」(13.5%)、「ワイン」(11.2%)、などを押さえ、1位(24.1%)となった。RTDは食事シーンにおいて、支持を集めていることが明らかとなった。
食事中にRTDを飲むことがある、または1年前と比べて飲むことが増えたと回答した人にその理由を聞くと、「味わいの多様さ(42.8%)」が1位。「手頃な値段(37.8%)」は2位だった。さらに「料理と一緒に楽しめる味・フレーバーが増えた(35.7%)」、「甘すぎない商品が増えた(28.8%)」など、RTDが食事との相性がよいことも大きな要因であることが分かった。