ガリバーインターナショナルは、中古車販売の新ブランド「LIBERALA(リベラーラ)」を立ち上げ、高級車市場に参入すると発表した。同ブランドの1号店を東京都港区東麻布にオープンし、フェラーリ、ポルシェ、メルセデスを中心に高級輸入中古車を取り扱う。

「LIBERALA」ブランドロゴ

近年の自動車市場は、クルマの保有年数の長期化、都市部を中心とした公共交通機関の発達などから停滞傾向にある。新車乗用車の登録台数は2005年の400万台から下がり続け、2011年は306万4,000台と、3/4にまで市場が縮小した。しかし1,000万円以上の価格帯の輸入車の販売台数は堅調に推移しているため、ガリバーではこのマーケットに参入し、新たな顧客の獲得をめざすとしている。

新ブランドの「LIBERALA」は、ラテン語の「自由」と「翼」を組み合わせた造語。高級輸入車の顧客を満足させるため、コーディネータが1台1台入念にチェックを行い、選び抜いた車両だけを展示する。また、アートギャラリーをイメージした空間の中でクルマの提案を行い、さらに地方から来店するユーザーのため、東京駅や羽田空港への送迎など、さまざまなサービスも展開するという。

ガリバーは2018年に800店舗展開をめざしており、今回の新ブランドは既存の「WOW! TOWN」(大型販売店舗)やアウトレット店舗とは異なるカテゴリ特化型店舗として展開。その第1号店が東麻布にオープンする。営業時間は10:00~19:00、定休日は未定。