第55回グラミー賞授賞式で年間最優秀レコード賞をはじめとする3部門を受賞したゴティエ

オーストラリアのシンガーソングライター、ゴティエが、ロサンゼルスのステープルズ・センターで開催された第55回グラミー賞授賞式で年間最優秀レコード賞をはじめとする3部門を受賞した。

『サムバディ・ザット・アイ・ ユースト・トゥ・ノウ ~失恋サムバディ(feat.キンブラ)』で年間最優秀レコード賞と最優秀ポップ・パフォーマンス賞をダブル受賞し、自身のアイドルだというプリンスから賞を受け取ったゴティエは、他にも『メイキング・ミラーズ』で最優秀オルタナティブ・アルバム賞に輝き、成功を重ねてきたこの1年半を有終の美で飾っている。

ジェイ・Zとカニエ・ウェストの2人も、フランク・オーシャンとザ・ドリームの2組をフィーチャリングに迎えた『ノー・チャーチ・イン・ザ・ワイルド』で最優秀ラップ・歌曲コラボレーション賞に輝いたほか、『N**ズ・イン・パリ』でも最優秀ラップ・パフォーマンス賞と最優秀ラップ・ソング賞の2つの賞を受賞し、ゴティエに並んで合計3部門での受賞となった。

また、ファン.は最優秀新人賞と年間最優秀楽曲を『伝説のヤングマン ~ウィー・アー・ヤング~(feat.ジャネール・モネイ)』で受賞し、2部門を制覇したほか、年間最優秀アルバムにはマムフォード・アンド・サンズの『バベル』が選ばれた。さらに、ケリー・クラークソンが『ストロンガー』で最優秀ポップ・ヴォーカル・アルバム賞を、ポール・マッカートニーが『キス・オン・ザ・ボトム』で最優秀トラディショナル・ポップ・ヴォーカル・アルバム賞を受賞している。

一方、昨年のグラミー賞で6部門での受賞を果たしたアデルは『セット・ファイア・トゥ・ザ・レイン』のライブを評価されて最優秀ポップ・ソロ・パフォーマンス賞を受賞して喜びのスピーチをしている。いつもの黒のドレスとは違って、赤いプリント柄の豪華なドレスを着て登場したアデルはその晩最初の受賞となり、次のように話している。

「本当にありがとう。素晴らしいの一言よ本当に! 去年グラミーが大好きになったから、今夜は是非とも参加したかったの。ありがとう! 他の女性アーティストたちのことも大好きよ。みんなとてもいい仕事をしていると思うわ。また会いましょう! 皆さん、素晴らしい夜を。それに、そう遠くない未来に(新作アルバムを)出すわよ。もう結構ミーティングを重ねているんだから。(昨年10月に出産して以来)業界の中心からちょっと離れちゃってたからね」「でも子どもには童謡を歌って聞かせてるわ」

さらに、テイラー・スウィフト、ジャスティン・ティンバーレイク、リアーナ、マムフォード・アンド・サンズ、ザ・ブラック・キーズらがパフォーマンスを披露し、エルトン・ジョンとエド・シーランがデュエットを歌い上げている。

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