海外旅行中に財布をなくしたら |
楽しいはずの海外旅行も、財布をなくしてしまっては、その気持ちが一気に吹き飛んでしまいます。海外では日本と違い盗難も多く、一度なくしてしまうと無事に戻ってくるケースはかなりまれです。そこで今回は、海外旅行中に財布をなくしたときの対処法と、なくさないための対策をご紹介します。
■ないと気づいたらすぐに行動
二次被害を防ぐことが大事です。クレジットカードを持っている場合は、カード会社にすぐに連絡して使用を停止させます。その際クレジットカードの番号も必要となりますから、カード番号とカード会社の連絡先は事前に控えておきましょう。コレクトコールに対応しているカード会社もありますが、念のため電話がかけられるくらいのお金は、お財布の中とは別に用意しておくと安心です。
その後は現地の警察に行って、紛失、盗難届の手続きを行います。この際渡される証明書は、日本に戻ったときに保険会社との交渉、運転免許証の再発行などに必要になりますので、必ず手続きを行いましょう。
また、国によっては証明書の発行が有料なところもあります。ツアーガイドに相談するか、一緒に旅行をしている友人や日本人観光客がいれば、事情を説明してお金を貸してもらいましょう。
■保険は有効か。海外旅行の保険事情
紛失か盗難かによって大きくわかれますが、紛失の場合は基本的に保障はされません。すべて自己責任となりますから、大事なものは海外に持っていかないほうが安心です。
盗難の場合は盗難届の証明書をみての判断となります。ただしすべてが保障されるとは限りませんから、できるだけなくさないようにすることが何よりも大切です。旅行会社によっては保障してくれるケースもありますから、こちらもあわせて連絡しておきましょう。
■なくさないためにはどうすれば良い?
常に肌身離さず持ち歩き、置き忘れなどがないようにすることが大事です。お尻のポケットや胸ポケットなど、簡単に他人の目から見える位置に持っていてはあまり意味がありません。小さめで体に密着させることができるようなカバンがあれば、それを使うのも良いでしょう。また、日本と違い、ホテルの部屋にある貴重品入れはあまり信用できません。貴重品を使わないときはホテルのフロントに預けるようにすると良いでしょう。