今回は、かつての面影を残す大阪の景色のなかで、味わい深い猫たちの姿をとらえる写真家の写真展のレポートのほか、大阪の猫と猫雑貨を紹介します。
大阪の街猫たち
たこ焼きにタコせん、粉物を片手に街を歩いていると、この寒い季節でも猫たちの姿を見つけました。暖かい季節にはよく猫の姿が見られる大阪。猫好きが歩くにはとても楽しい街です。ゴロゴロとのどを鳴らしながら、なでてもらうのを待っている猫さん。冷えた身体を温めてあげると喜んでくれました。
繁華街を離れると昔ながらの街並みを残すエリアが多く、かつての面影を背景に猫たちとの時間を過ごすことができます。そんな世界を撮影した写真展が、2月7日から始まりました。
二人の写真家が描く猫の居る風景
谷町六丁目駅を出てすぐの場所にあるお店の名前は、「雑貨と喫茶とギャラリーと ひなた」。お店には、懐かしい家具や調度、ハンドメイドの作品の数々に彩られたギャラリースペースがあります。現在、猫写真家による写真展が開催されています。
ギャラリーで展示されている猫の写真は、どれも見る側の心に暖かな光を当ててくれるようでした。写真家さんたちも気さくに話してくれるので、在廊時にはぜひいろんなお話をしてください。
■イベント情報
名称:「猫町六丁目」阪靖之・ごとー猫写真展
場所:雑貨と喫茶とギャラリーと ひなた(下記)
開催期間:2月7日~12日。入場無料
楽しい会話と作り手の息吹が集まる
同展では、ほかにもたくさんの作家さんのアイテムが並んでいますが、今回は猫がモチーフになっている作品をご紹介します。
毎年「猫のお店」というイベントも開催されていることもあり、猫モチーフのものは数多くあります。かわいいものから、ゆる~い癒やされ猫まで、いろいろな猫が作品として表現されています。
もちろん他のハンドメイドグッズも注目です。価格もリーズナブルなので、プレゼントにもオススメです。
いつ訪れても会話の絶えないお店。店名通り、まるでひなたが当たっているようにあたたかでした。ぜひ一度訪れてみてください。
■お店情報
名称:雑貨と喫茶とギャラリーと ひなた
場所:大阪市中央区谷町6-6-10
営業時間:12:00-19:00。水曜休。不定休あり
<著者プロフィール>
一色千里
ハンドメイドや動物、街歩きや旅をテーマに撮影と執筆を手がける。著書に「東京手づくり市マップ」「東京ねこ街案内」(角川グループパブリッシング刊)などがある。新著「カワイイ動物カフェへようこそ!」が日本工業新聞社より2012年11月2日に発売!
猫情報を配信するちまたの猫暮らしを運営するほか、物語で街と人をつなぐ「本のカケラ」など街イベントも積極的に企画。ホームページ、ツイッターも運営中。