入力デバイスの完成度は?

個人的にノートPCではスペックよりも入力デバイスの完成度をもっとも重視する。CPUが遅いならそれなりに低負荷の作業をさせるだけだが、入力デバイスが悪ければ使うこと自体が苦痛になるからだ。

その意味ではT15の入力デバイスは十分合格点だろう。本体の厚みを抑えるためにキーのストロークは実測1.2mmとかなり浅めだが、強めに打鍵してもフレームがしなることなくしっかり衝撃を受け止めてくれる。さらにテンキーも付いているので、Office 2013を使った経理的な作業でも効率を上げてくれることだろう。

最下段の特殊キーを除き、基本的なキーはすべて同じ大きさだ

バックライト付きのキーはストロークが浅め。グラつき感は非常に少ない

マウスポインタの移動にはタッチパッドか液晶のタッチパネルを利用する。10点マルチタッチ対応のタッチパネルは反応も良好なので、GUI操作を機敏にこなせる。フルHD液晶のせっかくの画面の美しさが、手脂でギラギラにならないよう留意して使いたい。

タッチパネルは10点マルチタッチ対応。反応も速く快適に操作できる

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