ミュージカル『熱帯男子』の記者発表が7日、東京・新宿の全労済ホール/スペース・ゼロで行われ、キャストの岡本あずさ、加藤慶祐、八神蓮、青木玄徳、米原幸佑、吉村卓也、宮原将護、椎名茸ノ介、市川大貴、根本正勝、中村誠治郎が出席した。
劇団「散歩道楽」主宰の太田善也が脚本・演出を手掛ける『熱帯男子』は、イケメンだけが暮らす島を舞台に、嫁不足に悩む若者たちを描くミュージカル。東京から南に1,200kmのところにあるイケメンだけが暮らす島“池綿島”に、1人のOL・奈々美(岡本)が遊びに来る。常夏の楽園を満喫する奈々美だったが、島にはテレビも無く、携帯電話も通じない。「お嫁さんが欲しい!でも島は捨てられない!」という悩みを持つ島民のイケメンたちは、奈々美にアプローチをするが――というストーリーで、同所で17日まで公演予定。
ヒロインを演じた岡本は「奈々美は明るくて素直な女の子。歌とダンスが初めてなので、テンパっておりますが、みなさん年上なので妹みたいに可愛がってくれます」と笑顔を見せ、中村は「若い人たちばかりなので稽古も部活みたいだった。僕たちの熱いエネルギーがお客さんに伝われば」とアピール。加藤、八神らイケメンたちに囲まれる役どころに、岡本は「女性の方がたくさん観に来てくれると思うんですが、私で申し訳ない……。性格は男っぽいので、刺さないでくださいね」と懇願すると、青木は「たしかに男らしいよね」と苦笑し、米原は「岡本さんが、男ばっかりの中に一輪の花として咲いているので注目して欲しい」と優しくフォローした。
また、岡本は稽古中のエピソードを聞かれ「私と加藤くんの出番が多くて疲れがピークに来てる時に、宮原くんが『コンビニの店員さんが、主役の2人にって栄養剤くれたよ』って渡してくれたんです」と感激したことを明かすと、宮原は周りに「あざといな~」と突かれて照れ笑い。会見には、音楽プロデュースと舞台初出演もしているシャ乱Qのリーダー・はたけも出席し「1番の見どころは僕のテンパり具合(笑)。僕が1番後輩なので、あいさつもしっかりやってるし、毎日パンを差し入れしてる」と四苦八苦しているようで、「このミュージカルに全力を注いでる僕のせいで、シャ乱Qのレコーディングが滞ってる」と吐露すると、キャスト陣は「シャ乱Qさん、すみません!」と平謝りしていた。