毎日、夕食の献立を考えるのは正直面倒。でも、夫と子どもが喜んでくれる顔が見たくて頑張る私……。大事なコミュニケーションの機会といわれる家族での夕食、どれくらいの頻度で一緒に食べられているだろうか。マイナビニュース会員のうち既婚女性197名に、夫との夕食の頻度とその現状を聞いてみた。
>>男性編も見るQ.夫と一緒に夕食をとるのは週に何回ですか。
1位 毎日 35.0%
2位 週3~4日 23.4%
3位 週1~2日 19.3%
4位 週5~6日 17.3%
5位 全くない 5.1%
■毎日
・「仕事を終えたらまっすぐに家に帰ってきてくれるので、夕食は毎日一緒に食べます」(30歳女性/小売店/販売職・サービス系)
・「夕ご飯位一緒にとりたいと思って、時間を作っている」(26歳女性/人材派遣・人材紹介/事務系専門職)
・「残業で遅くても、夕食は一緒にとるのが結婚10年続いているから」(43歳女性/食品・飲料/販売職・サービス系)
■週3~4日
・「仕事が遅かったりするとだいたい週の半分ぐらいしか夕食は一緒にとれないが不満はない」(34歳女性/食品・飲料/事務系専門職)
・「なるべく待っているけど、帰って来るのが10時をこえる場合は先に食べている」(30歳女性/金属・鉄鋼・化学/秘書・アシスタント職)
・「自分に飲み会や付き合いが入るから、毎日は無理」(30歳女性/団体・公益法人・官公庁/事務系専門職)
■週1~2日
・「旦那が毎日遅くまで働いているので、平日は一切一緒に食べられない……本当は寂しいけど言わない」(28歳女性/印刷・紙パルプ/事務系専門職)
・「平日はほとんどの日が残業で深夜に帰宅、夫が帰ってくるまで自分が寝られないので睡眠不足になるのが不満」(36歳女性/生保・損保/事務系専門職)
・「お互い仕事で夕食時間がバラバラ、できれば一緒に食べたい」(29歳女性/商社・卸/秘書・アシスタント職)
・「週末婚だから」(28歳女性/自動車関連/秘書・アシスタント職)
■週5~6日
・「なるべく早く帰ってきてくれる」(31歳女性/医療・福祉/専門職)
・「仕事や付き合いなどで遅いときは先にとるが、本当は毎日一緒にとりたい」(24歳女性/不動産/事務系専門職)
・「一日は自由に食事していい日を設けていて、不満はない」(25歳女性/機械・精密機器/技術職)
■全くない…
・「帰りが遅いので」(26歳女性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「単身赴任で別居しているので……不満は特になし」(31歳女性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「姑の介護のため、夫は姑と食事、自分は息子と食事」(33歳女性/小売店/事務系専門職)
■総評
どの夫婦にとっても、夕食を一緒にとれるかどうかは、夫の仕事の状況と大きく関わっているようだ。ランキング1位の「毎日」と答えた女性は35%。4位は「週5~6日」と合わせると、半数以上の人が夕食はほとんど夫婦で一緒にとっていることが分かった。夫婦での食事の回数が多い人にはほとんど不満は見られず、毎日とるのが「当たり前」で「習慣」になっている。一緒にとるようにお互いに努力し、夫が夕食に合わせて早く帰ってきたり、共働きや残業で大変でも「夕食だけは一緒に」と決めている夫婦もあるようだ。
2位は「週3~4回」だった。夫の飲み会や付き合いが入ってくるので、どうしても週の半分くらいは別々の夕食になるよう。3位はもっと減って「週1~2回」。平日は夫の仕事が遅いので絶対にムリ、休日しか一緒に食事の時間を取れない、という状況のよう。「本当は毎日一緒がいい」「もう少し早く帰ってきてくれたら」と、寂しく思っている妻が多いように感じた。こうなってくると、夫婦の時間を奪う憎き残業に対する不満も相当溜まってくるようだ。
5位の「全くない」は、介護や単身赴任、別居などといった事情がある人のみだった。全体を通して、夕食が一緒でなければほとんど話ができない、という声が多く、コミュニケーションの機会として大切にしている夫婦が多いことが分かった。夫婦揃って食事できる喜びもかみしめながら、夕食を食べたいものだ。
(文・アリウープ 中嶋絵里)
調査時期: 2012年12月11日~2012年12月17日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 女性197名
調査方法: インターネットログイン式アンケート