電気通信事業者協会(TCA)は2月7日、2013年1月末日時点での携帯電話・PHSの契約数をとりまとめて発表した。新規契約から解約を差し引いた純増数では、ソフトバンクが首位となった。一方でNTTドコモは、2012年11月以来となる純減を記録した。

ソフトバンクは24万1,600増で、累計契約数は3,156万3,600契約となった。同社の月間純増数が20万件を超えるのは、これで19カ月連続。iPhoneを扱うソフトバンクとKDDI(au)の両社が安定的に純増を継続している。ソフトバンクでは、2月28日まで「5年連続年間純増数No.1プレゼントキャンペーン」を実施中。

2位のKDDI(au)は16万7,500増で、累計契約数は3,698万4,700契約。iPhone 5を始めとするスマートフォンの堅調な売れ行きが純増数を押し上げ続けている。3位のNTTドコモは1万2,900減で、累計契約数は6,097万5,200契約。同社では1月22日に2013春モデルとしてスマートフォン・タブレット11機種、モバイルWi-Fiルーター1機種を発表しており、買い控えの影響も出たと見られる。

携帯電話全体としては39万6,200契約増で、累計契約数は1億2,952万3,500契約となった。

グループ 純増数 累計
NTTドコモ -12,900 60,975,200
KDDI(au) 167,500 36,984,700
ソフトバンクモバイル 241,600 31,563,600
イー・アクセス - -
携帯電話総計 396,200 129,523,500

NTTドコモ、KDDI(au)、ソフトバンクモバイルの純増数には、プリペイド契約および通信モジュールサービスについての純増(減)が以下の通り含まれる。

グループ 純増数のうち
プリペイド契約 通信モジュール
NTTドコモ -3,700 39,700
KDDI(au) -2,600 4,800
ソフトバンクモバイル -6,000 57,500

PHSではウィルコムが43,600増で、PHS全体で累計498万6,900契約となった。

グループ 純増数 累計
ウィルコム 43,600 4,986,900
PHS総計 43,600 4,986,900

無線ブロードバンドサービス(BWA)のUQコミュニケーションズは5万5,400増で、累計398万4,500契約となった。

グループ 純増数 累計
UQコミュニケーションズ 55,400 3,984,500

(記事提供: AndroWire編集部)