山下真理子先生

冬になっても、意外と汗を気にする瞬間は多いですよね。飲み会などで、ちょっと汗ばんできたから上着を脱ぐ。すると周りが鼻をクンクン……。あれ? もしかして、ニオってる!? かくいう僕も、軽いワキガなのです。汗ばむとニオイが気になって、飲み会も全力で楽しめない。気になるあの子に近づくなんてもってのほか。そこで今回は、軽度のワキガの対処法について、美容や健康に詳しい女医の山下真理子先生にお話をうかがいました。

メスを入れない手術があった!

――僕のような場合は、どうすればいいでしょうか?

「軽度のワキガの人の場合、ボトックス注射をおすすめしています」

――ボトックス? 聞きなれない言葉ですが、何ですかそれは?

「ボトックスとは、A型ボツリヌス菌毒素のことです。これを注入することで、エクリン線に作用してアセチルコリンの放出を抑えることができます。要は、ニオイのもとになる汗を抑える働きがあるんですね」

――なるほど。けど、ボトックスって訳わからんものを体に入れるのはなんか怖いし、脇というデリケートゾーンに注射の針をいれるのは、めちゃくちゃ怖いんですけど……。

「ワキガ手術としては、とても一般的なもので安全です。注射なので、切らずに治療することが可能です。針が細いので、痛みは非常に少なく、短時間で施術は終わります。

もちろん、注射が怖い方には麻酔がありますし、手術自体は5分~10分程度。日常生活にもほぼ影響がありません。

術後約3日経てば、すぐ効果がでてきます。ただし効果は大体半年。永続的なものではありませんので、ご注意ください」

ほうほう。ということは、このプチワキガの僕にぴったりの治療じゃないですか! これは行くしかありませんね。

皆さんもぜひ、近くのクリニックで話だけでも聞いてみてはいかがでしょうか?

……普通の記事なら、ここで終わりそうなもんですが、ワタクシ、こうみえても芸人のはしくれ。身をもって治療しにいきました!

体をはってきました!

自分の体で効果を実感!

今回は、湘南美容外科クリニック・新宿ANNEX院におじゃましました。

これで、24年間の付き合いであるコイツとオサラバできる!と、意気揚々と潜入。しかし、よく考えてみたら手術だし、周りの人はスタッフ含め女性ばっかり。受付の人に「今日はワキガのケアにきて~」なんて言うのは、メッチャ恥ずかしい!

もう嫌だ。こんな気持ちを味わうなら、ワキガのほうがマシだ!と、なぜか危うく雰囲気にのまれかけましたが、先生が優しく緊張をほぐしてくださり、治療についての説明を受けました。

そして上は裸になって、ボトックス注射。みなさんも大嫌いな針の登場です。このときが一番恐ろしい。注射って、どんだけ痛いんだっけ? いや、もしかしたらあまりの痛さに、ヤワな僕は失神してしまうかもしれない。そして目が覚めたら改造人間になっているんだ……なんて、妄想モードに突入しかけました。

注射の恐怖に顔がゆがんでしまった

そこですかさず、先生の笑顔と「大丈夫ですよ」の一言。先生、あなたにどこまでもついていく覚悟です!

決死の思いで挑んだのですが、治療は想像以上にあっという間。待ち時間をのぞいたら、合計40分ぐらいでした。印象としてはあれ? もう終わったの? 拍子抜け~って感じです。

そして気になる効果のほうですが、ものすごいんです! 常にサラサラ。制汗剤にサヨナラ。そして何より、人と会っているときの妙な精神的不安がなくなったことが嬉しい!

これで値段は16,800円。プチワキガの同胞の皆さま、この感動をぜひその身で感じてください!

●監修者プロフィール
山下真理子
テレビや週刊誌等で活躍する美人女医。京都府立医科大学医学科卒業。夕刊フジにてコラム「恋するアンチエイジング」を毎週火曜日連載中。「@nifty恋愛の達人」では、恋愛アドバイザーとしても活躍。著書に『女医から学ぶ あなたの魅力が10倍増すセックス』(ぶんか社)がある。こちらはアプリにもなってiPhone・iPadにて有料アプリランキングともに1位を獲得。愛称はマリリン。
http://adrenalize.co.jp/maririn.htm

湘南美容外科クリニック
http://www.s-b-c.net/

(OFFICE-SANGA 野村真之介)