アンティーク&トイを販売するTOY GARAGE(トイガレージ)はこのほど、ドイツの玩具メーカー「シュコー(Schuco)」の100周年を記念した『シュコー物語 驚きに満ちた100年』の日本語版を限定500部で発行した。
シュコーはブリキ玩具やミニカーで世界的に有名な名門玩具メーカー。1912年に創業し、テディベアや自動車のおもちゃ・模型で伝説的な業績を持つ。1930年代、自動方向転換してテーブルから落ちることなく走り続ける「ターニングカー」、声に反応して動く「コマンドカー」など革新的なしかけを次々と開発。現代でもダイキャスト製ピッコロシリーズをはじめ、ミニカーの世界最高峰ブランドとなっている。
今回出版されたのは、シュコーの歴史的真実をまとめた『Schuco Saga』(独語版、英語版)を日本語に翻訳した『シュコー物語 驚きに満ちた100年』。これまで、日本のファンがシュコーのことをもっと知りたいと思っても、日本語の出版物は皆無だったため、非常に貴重な1冊といえる。
その内容は100年に及ぶシュコーの歴史、驚きのしかけを創造するアイデア発想法、代表的コレクションの撮り下ろし写真100点以上など。玩具業界に革新をもたらしてきたその秘密にも迫る。「ターニングカー」の知られざる誕生秘話なども次々に解明される。
『シュコー物語 驚きに満ちた100年』は、A4変形176ページで本体6,000円(税別)。購入は「TOY GARAGE」のWebサイトもしくは電話にて受け付ける。一部の書店、ホビーショップでも販売予定とのことだ。