JR北海道は、特急「スーパーおおぞら」全列車と特急「スーパーとかち」の一部列車(5号および8号)で実施している編成変更を2月中も継続すると発表した。通常2両の自由席車両を1両に減らし、一部の指定席については自由席と同等の設備とする。
これらの列車に使用されるキハ283系特急気動車が不足しているための措置で、特急「スーパーおおぞら」(全列車)では運行日や便限定で実施し、「スーパーとかち5号」「スーパーとかち8号」については2月中の毎日実施する。
同社では、2011年5月27日の石勝線列車脱線火災事故以降、車両数の不足を補うため、「スーパーおおぞら」「スーパーとかち」の一部列車の編成変更や必要最低限の増結などにより対応してきた。しかし今年1月7日、根室本線を走行中の特急「スーパーおおぞら13号」の5両目右側前のドアが開くという重大インシデントが発生。これにより、さらに2両が使用できない状態になっている。