3年連続で「アベサンショウウオ」が産卵

石川県能美市のいしかわ動物園で1月2日、3年連続となる「アベサンショウウオ」の産卵が確認された。

「アベサンショウウオ」は、石川県南部から兵庫県の日本海側という、限られた地域にすむ小さなサンショウウオ。環境省レッドリストでは、絶滅危惧IA(野生での絶滅の危険性が極めて高いもの)に指定されている希少な生物だという。

同園では、2009年より環境省の許可を得て、能美市内の生息地から捕獲したアベサンショウウオの飼育を開始した。その後、2011年に初めて飼育下での産卵を確認。順調に生育し、2012年に日本動物園水族館協会の「繁殖賞」を受賞している。

2012年に産卵した個体は順調に生育しており、予備水槽にたくさんの幼体が飼育されているという。

また、今回産卵された卵塊は1月26日に公開をスタート。現在は透明な卵の中で、時々ピクッと動く様子が観察できる状態とのこと。

詳細は、同園公式ホームページで見ることができる。