新京成電鉄はこのほど、同社の保有する全営業列車が2月8日よりVVVFインバータ制御電車になると発表した。
VVVFインバータ制御電車は、架線から供給される直流電力を交流に変換し、電車の加速力や速度などに応じて、電圧や周波数を変化させながら交流モーターを効率よく動かす装置。電車の走行用電力の削減と保守を図ることができ、「回生ブレーキ」と合わせて、電車の走行用消費電力を約47%削減できる。
同社では1986年に世界初の長編成量産VVVFインバータ車両である8800形を営業線導入。その後に新造車両として導入された8900形とN800形もVVVFインバータ車両。2007年度よりVVVF化改造工事に取り組んでいた8000形についてもこのたび工事が完了し、全営業列車がVVVFインバータ制御電車となった。