日本RV協会はこのほど、この冬から春先(11月から3月頃)にかけてキャンピングカーユーザーが予定している旅行の回数を調査し、その結果を発表した。3~5回予定している人が33.8%、6回以上予定している人も26.3%にのぼり、冬でもキャンピングカーの稼働率が高いことがわかった。

キャンピングカーを使う冬の旅行の予定回数

旅行に行くときの人数

この調査は昨年の11月20日から12月19日にかけて、同協会のホームページに設けられたアンケートを通じて行われたもので、133票の回答が寄せられた。11月から3月にキャンピングカーを使った旅行に行く回数に関して、「3~5回」という回答が最も多く33.8%。次いで「1~2回」が30.1%、「6回以上」が26.3%となった。

この結果から、キャンピングカーで3回以上旅行に行く人の合計は60.1%にもなり、ユーザーの過半数が冬でも積極的にキャンピングカーを活用していることがわかった。同協会が昨年発表した「キャンピングカー白書2012」では、キャンピングカーの年間利用回数は「6~10回」という回答が最も多い。このことからも、冬季の利用が多いことは注目に値する調査結果で、断熱性、耐寒性に優れ、寒い季節でも快適な旅行を可能にするキャンピングカーの特質が反映されていると考えられる。

同時に調査した旅行人数では、「夫婦2人」が53.0%でトップとなった。2位は「夫婦2人以外の家族」で32.8%。家族での旅行が85.3%と大多数を占めている。3位は「1人」で8.2%。最近では一般の旅行でも1人で旅行する人が増える傾向にあり、キャンピングカーでも気ままなひとり旅が新たな利用スタイルとして定着しているようだ。

なお、同協会は2月8~11日に開催される「ジャパン・キャンピングカーショー2013」に特別協賛。会場は幕張メッセで、270台ものキャンピングカーが展示される予定だ。