昨年2月11日にコカインの摂取による心臓疾患によってこの世を去ったホイットニー・ヒューストンだが、兄マイケル・ヒューストンからコカインを薦められていたことが明らかになった。
マイケルは今回、オプラ・ウィンフリーが司会を務める番組『オプラズ・ネクスト・チャプター』に母のシシーと出演し、80年代に初めてコカインを吸引したことや、妹ホイットニーにコカインを薦めていたことを告白した。
オプラは、シシーが出版した暴露本『リメンバリング・ホイットニー』の一節を引用してマイケルに「あなたのお母さんが書いた本には、あなたとホイットニーがドラッグを使用していたことが綴ってあるわね。"私はショックで混乱してしまった。当時2人がドラッグに溺れてしまったことは理解できなかったし、今でも分からない"と書いてあるわ。お母さんがこのように感じていることを聞いて、あなたはどう思う?」と尋ね、それに対しマイケルは「心が痛みます。自分に責任があると思っているんです。僕とホイットニーはいつでも一緒で、ホイットニーはいつも僕の後ろについてきていました。運転の仕方も教えたし、いつも一緒に遊んでいて、一緒に成長しました。なので僕がドラッグをやるようになったら、ホイットニーも一緒にやるようになってしまったんです。コカインは危険ですよ」
しかしマイケルは一方で、ドラッグがアメリカ中で出回りだした80年代にコカインを所持していることはファッションの一部だったと弁解している。「当時の様子を理解してほしいんです……80年代ですよ……みんなやっていたんですから」
死因はコカイン服用による不慮の心臓発作とされているホイットニーは、元夫ボビー・ブラウンにドラッグ中毒にさせられたと考えられているものの、シシーはホイットニーがボビーに出会う1989年よりも前に、マイケルの薦めによってコカインを使用していたと認めている。
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