NECは5日、IPS方式の23型フルHD液晶を搭載したデスクトップPC「VALUESTAR W」の春モデルを発表した。地上/BS/110度CSチューナーを3基、ウーファーも含めたYAMAHAサウンドシステムなどのAV機能を継続しつつ、Office 2013を新たに搭載する。

秋冬モデルからハードウェアの変更点はなく、TV機能の拡充やMicrosoft Office Home and Business 2013の搭載といったソフト面のアップデートを図った内容だ。価格はオープンで、2月上旬からの発売を予定している。各モデルの店頭予想価格は後述。

VALUESTAR W VW770/LS

VALUESTAR W VW770/LS

TVチューナー3基のうち1基は「ぱっと観テレビ」機能向けのもので、電源オフから約2秒で番組を視聴可能だ。主な仕様は、CPUがIntel Core i7-3630QM(2.40GHz)、チップセットがMobile Intel HM77 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000(CPU内蔵)、メモリがPC3-12800 8GB(4GB×2)、ストレージが約3TB SATA HDD、光学ドライブがBDXL対応Blu-ray Discドライブ。

主なインタフェースは、USB 3.0×4、USB 2.0×4(うち1基電源オフ時充電可)、Thunderbolt、HDMI出力、HDMI入力×2、D端子入力×1、メモリカードスロット(SDカード/メモリースティック デュオ対応)など。ネットワークは、IEEE802.11a/b/g/n対応無線LAN、10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T対応有線LAN。

サイズはW560×D237×H447mm、重量は約9.6kg。クランベリーレッド、ファインホワイト、ファインブラック、3色のカラーバリエーションを用意する。店頭予想価格は215,000円前後。

VALUESTAR W VW970/LS

VALUESTAR W VW970/LS

「VW970/LS」は3D映像の視聴に対応した最上位機種。偏光板方式を採用し、3Dメガネが付属する。そのほかのハードウェア仕様は「VW770/LS」と同等だ。本体カラーはファインブラックの1種類で、店頭予想価格は235,000円。