シグマブースでまず目に付いたのは、新型レンズの体験コーナーだ。発売日や価格は未定だったが、カメラに装着した状態で展示しており、実際に触れることができた。新作のラインナップも豊富で、かなり充実した内容だ(以下、サムネイル写真をクリックすると拡大表示される)
試用できたのはミラーレス一眼用のレンズ「19mm F2.8 DN」「30mm F2.8 DN」「60mm F2.8 DN」の3製品。いずれもマイクロフォーサーズ用とソニーのEマウント用に対応する予定だ。さらにAPS-Cサイズ専用の「30mm F1.4 DC HSM」「17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM」、35mmフルサイズ用の「35mm F1.4 DG HSM」、「120-300mm F2.8 DG OS HSM」である。
「19mm F2.8 DN」
「19mm F2.8 DN」はマイクロフォーサーズで38mm相当、Eマウント用は28.5mm相当になる。側面がすっきりしているのが特徴だ
「30mm F2.8 DN」
「30mm F2.8 DN」はマイクロフォーサーズで60mm相当、Eマウント用が45mm相当の単焦点標準レンズ。コンパクトで使いやすいサイズだ
「60mm F2.8 DN」
「60mm F2.8 DN」はマイクロフォーサーズで120mm相当、Eマウント用が90mm相当の中望遠レンズである。ミラーレス一眼用の単焦点レンズ3機種は同じレンズフードを使用するようだ
APS-Cサイズ専用「30mm F1.4 DC HSM」
APS-Cサイズ専用の大口径標準レンズとして人気だった「30mm F1.4」のリニューアル版が「30mm F1.4 DC HSM」である
35ミリフルサイズ用「35mm F1.4 DG HSM」
35ミリフルサイズ用「35mm F1.4 DG HSM」は、開放F1.4の大口径広角レンズ。全長94mm、重量が665gある大きなボディだ
「17-70mm F2.8-4 DC MACRO OS HSM」「120-300mm F2.8 DG OS HSM」
ピントの微調整などをPCから行える新型レンズ
このほかのレンズは奥のブースに用意されており、カメラを持っていけば自分のカメラに付けて操作感を試すことができる。普段カメラ店では触れることができない高級レンズが用意されていたのも、CP+ならではの光景だろう。
新型レンズでは「USB DOCK」というオプションでPCと接続することで、レンズのファームウェアをアップデートしたり、ピント位置を微調整できる。デジタルカメラの高画素化にともない、レンズのわずかなピントズレも写りに反映されてしまうようになってきたが、このシステムがあれば、カメラに合わせてピント位置を調整できるのは嬉しい。
さらに「S」マークが付いたスポーティ・ラインというジャンルのレンズでは、手ぶれ補正の効き具合を設定したり、ピントの合う範囲を狭める設定をすることで、フォーカス速度を向上させたりできる。
また、先日発表されたDP3 Merrillなど、シグマのカメラも手に取って触れることができた。