劇団四季のミュージカル『オペラ座の怪人』が、2月3日の公演で通算公演回数6,000回を記録したことが明らかになった。
3日の本編終了後、特別記念カーテンコールが実施された。作品に登場するナンバー4曲(「オール・アイ・アスク・オブ・ユー」「ミュージック・オブ・ザ・ナイト」「プリマドンナ」「マスカレード」)をメドレーで披露。キャストを代表して、ルフェーブル役の深見正博が「千秋楽は決定しましたが、最後まで作品の感動をしっかりとお届けするべく、精いっぱい舞台に務めて参ります」とあいさつすると、満席の客席からは拍手が起こっていた。
『オペラ座の怪人』は、フランスの作家ガストン・ルルーの同名小説を基にしたミュージカル。パリ・オペラ座の地下にすみ、歌姫クリスティーヌに恋をする"怪人"の愛と憎しみの様が、アンドリュー・ロイド=ウェバーの流麗で重厚な旋律によって紡がれる。1986年ロンドンで初演。以来、27カ国145都市以上で上演され、全世界で1億人以上が観劇したと言われている。
劇団四季での初演は1988年。以降各地で上演が重ねられ、これまでの総入場者数は605万人以上を数えた。なお、現在上演中の東京公演は、2011年10月に開幕し、2013年6月15日まで上演。2月3日までの公演回数は449回、観客動員は43万人を数えた。ちなみに、国内上演ミュージカルの上演回数ランキングは、1位が8,402回の『キャッツ』、2位が8,367回の『ライオンキング』、次いで3位が『オペラ座の怪人』となっている(2月3日時点での回数)。