今年1月31日にフランス1部リーグ、パリ・サンジェルマン(PSG)への加入が発表されたデヴィッド・ベッカムが同クラブにおける5カ月間の報酬400万ポンド(約5億8,000万円)全額を子ども向けの慈善団体に寄付するという。
昨年12月に米ロサンゼルス・ギャラクシーを退団しPSGへの移籍を公式に発表したデヴィッドは、1週間当たりでおよそ15万ポンド(約2,200万円)に相当する5カ月分の全報酬をパリのチャリティーに寄付すると公表。パリで開かれたPSG記者会見の席でデヴィッドは次のように話している。
「僕にとってはいつまでもサッカーをプレーできることが一番大事な要素なんだ。確かに他のオファーも考慮したよ。でも、パリでプレーするのがユニークだと感じたから、決めたんだ。それでPSG側と一緒に、僕の給料は地元パリのチャリティーに寄付することにしたんだよ。そのアイディアにとっても興奮したし、非常に光栄に思っている。これまでにこういう事例があったかは知らないけど、それが僕の情熱の印なんだ。高額の報酬を地元パリでがんばる子どもたちのチャリティーに寄付できるなんて本当にうれしいことだよ。とってもスペシャルな気分さ」
さらにデヴィッドは、妻のヴィクトリア・ベッカムをはじめ、ブルックリン(13)、ロメオ(10)、クルス(7)、ハーパー(1)ら家族全員はパリに移住せず、ロンドンに残るとも明かしている。子どもたちがきちんとロサンゼルスから転校したロンドンの学校になじめるようにするためだという。「長い間交渉してきたことが実現してうれしいよ。でも、妻と子どもたちはロンドンに残るんだ。子どもがロンドンの学校に行き始めたからね」
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