思想家・東浩紀が代表を務めるゲンロンは、ユビキタスエンターテインメントほかと共同で、2月1日より東京・五反田に文系・理系を問わずさまざまな人たちが集い、交流するための新型イベントスペース兼カフェ「ゲンロンカフェ」をオープンした。

店内は白を基調としたデザインで、明るくスタイリッシュなスペースとなっている

思想家・東浩紀が代表を務めるゲンロンは、ユビキタスエンターテインメントほかと共同で、2月1日より東京・五反田に文系・理系を問わずさまざまな人たちが集い、交流するための新型イベントスペース兼カフェ「ゲンロンカフェ」をオープンした。

ゲンロンカフェは、「会いに行ける哲学者」「会いに行けるプログラマー」をコンセプトに、文系・理系、社会人・学生、プロ・アマといった枠組みを超えて人と人が出会い、刺激し合う場を作りたいという思いを背景にオープン。多様な本が並ぶ壁一面の本棚と、大型テレビモニターとが併設された内装は、「言論」と「IT」との融合をイメージしているという。店内の一角にはミニステージを設けられており、セミナーやパーティー、インターネット動画配信など、さまざまなシーンで利用することが可能。

また、ゲンロンカフェのオープンに伴い「ゲンロンスクール」と題した講義形式のイベントを定期開催する(イベント詳細は下記参照のこと)。札幌、新潟、名古屋、京都、大阪(2カ所)、福岡の全国7カ所所の提携店舗(アフェリエイトカフェ)にて、全講座の模様をインターネット中継するというもの。講義後には、会場やアフィリエイトカフェからの質疑応答も予定されている。

■「ゲンロンスクール」第1期・初回開催スケジュール
2月6日(水):東浩紀「『一般意志2.0』とその後」第1回(全3回)
2月8日(金):市川真人「文学2・013――ハルキムラカミ以後のコンテンツ」第1回(全3回)
2月13日(水):伊藤剛「目とまなざし/平面と空間――マンガ表現論の新地平へ」第1回(全3回)
2月14日(木):津田大介「ウェブで政治を動かす!実践編」第1回(全3回)
2月15日(金):村上裕一「ノベルゲームの思想」第1回(全3回)
2月20日(水):開沼博「『漂白される社会』~闇の中の社会学入門」第1回(全3回)
2月22日(金):千葉雅也「ギャル男から存在論へ:分離について」第1回(全3回)
2月23日(土):東浩紀×江渡浩一郎×八谷 和彦「福島第一原発観光地化計画ナイト」第1回(全3回)
※各講座のチケット販売情報は、ゲンロンカフェ公式サイトにて随時公開中
チケット料金:前売り2,500円/当日3,000円(共に1ドリンク込/学生および「ゲンロン友の会」会員は当日500円のキャッシュバック)
定員:40名(追加チケットあり)
■ゲンロンカフェ
所在地:東京都品川区西五反田1-11-9 司ビル6F
営業時間:18:00~23:30
座席数:約40席
イベントスペース利用料金:1イベントにつき5万円~(ドリンク・フード別、曜日・時間帯によって異なる、応相談)