意外と知らない婚姻届の出し方

最近では、結婚スタイルもそのカップルに合わせてさまざまになってきました。ですが、結婚するにあたって必ずするのが「婚姻届の提出」です。婚姻届に記入して、役所に提出するだけではありますが、未婚の人間にとってはなんともハードルが高く思えるもの。

しかし、婚姻届はどのような流れを踏んで提出すべきものなのでしょうか。

■婚姻届の入手方法

まず、役所に行って婚姻届をもらってきます。市区町村の役所などであれば、戸籍課でもらえます。婚姻届自体をもらうだけであれば、特に準備物・条件は必要ありません。

■婚姻届を書く準備をする

婚姻届には、実はいろんな準備が必要になります。

・新郎新婦、両方の旧姓の印鑑

印鑑は、絶対に必要になります。シヤチハタなどの印鑑は認められません。ですが、実印でなくともよいそうです。

・戸籍謄本

結婚する前に住んでいる本籍地とは、異なる役所に婚姻届を提出したいという場合には、戸籍謄本が必要になります。本籍と住所が違う人のみ、これが必要になります。本籍がある役所に行けばもらえますが、あまりに遠方の場合には取り寄せることも可能です。取り寄せる場合には、早ければ1週間、時間がかかってしまう場合には数週間かかることもあります。急いでいる場合には、直接役場まで出向いたほうがスムーズに手に入るでしょう。

・身分証明書

免許証など写真がついており本人の確認ができるもののみ、証明書として認められます。ちなみにこちらは結婚した時に提示をしなくても受理してもらうことが可能だそうです。ただし、この場合には後日に本人確認の連絡がいくこととなります。

・証人

婚姻届には、証人が2名必要になります。証人の条件は、20歳を越えていること。これさえ満たしていれば、血縁関係がなくても承認はお願いできます。普通であればそれぞれの親に証人をお願いすることが多いそうですが、友人などに依頼することもできます。

■婚姻届を書く

婚姻届の書き方は、法務省のHPでも参考例が提示されていますので、そういったものにならって記入をしていきます。

基本的には、記入に難しいようなところはありません。黒のボールペンで丁寧に書いていきます。色付きのボールペンや鉛筆などでは記入しないようにしましょう。

■婚姻届を提出する

婚姻届を出せる場所は4カ所に限られます。夫の本籍地、妻の本籍地。あるいは、夫の住所地か妻の住所地にある役所、もしくは出張所に提出することが可能です。 ちなみに婚姻届は24時間受理されます。たとえ夜中であったとしても、夜間窓口で受け付けてくれることでしょう。

このような手順を踏んでいけば、婚姻届をスムーズに提出することができます。