神奈川・パシフィコ横浜で開催されている「CP+2013」。ニコンブースのポイントはラインナップが一新されたコンパクトデジタルカメラ「COOLPIX」シリーズの全機種展示と、フルサイズセンサー搭載デジタル一眼レフ「D800」「D600」のタッチ&トライコーナーがポイントだ。

「COOLPIX」シリーズはCP+直前に9機種ものラインナップが発表された。

「P520」はCOOLPIX史上最高の光学42倍ズームを搭載したモデル。バリアングル液晶、HD動画撮影などの他に、ワイヤレスモバイルアダプターに対応しており、スマートデバイスと連携したリモート操作や画像転送が可能だ。

「COOLPIX P520」は光学42倍ズームと非常に高性能

スタイリッシュな「S」シリーズは5機種。光学22倍ズーム・Wi-Fi(無線LAN)・GPS内蔵の「S9500」を筆頭に、有機ELモニターを搭載する「S9400」、光学12倍ズームの「S6500」、6倍ズームの「S5200」、そして光学3倍ズームながら水深5mでの使用が可能な「S31」。特にS31はこれまでにないポップでカラフルな仕上がりで防塵性能、耐衝撃性能にも優れており、子供が扱っても大丈夫な「子供ニコン」的位置付けのようだ。

「COOLPIX S9500」

「COOLPIX S9400」

「COOLPIX S6500」

「COOLPIX S5200」

「COOLPIX S31」。他のSシリーズと違って日本語メニューが大きかったり、フラッシュがセンターにあったりと特徴がある。レンズがせり出さないスタイルは壊れにくさを考えた設計だ

「AW110」はアウトドアでの撮影をメインに考えられたモデル。光学5倍ズーム、水深18mで60分までの撮影が可能なIPX8相当の防水性能のほか、防塵、耐衝撃性能、-10度までの耐寒性能も備える。高度、水深、気圧表示もあり、撮影画像にデータを記録できる。液晶も大画面の3型有機ELモニターで、水中撮影時でもよく見える。

「COOLPIX AW110」。アウトドアモデルでGPS、高度、水深、気圧表示にも対応している

「L」シリーズは2機種。「L820」は光学30倍ズームに加えて電子ズーム60倍まで解像感を損なわないダイナミックファインズーム機能を搭載している。「L26」はコンデジながら2,005万画素のCCDを搭載したモデル。エントリーユーザーでも綺麗な写真が簡単に撮れるのがポイントだ。

「COOLPIX L820」

「COOLPIX L26」はローコストモデルながら、2,005万画素CCDを搭載している

「D600」に50mm F1.4の明るいレンズを付けて少し暗いブースで撮影したもの。ISO3200と高い感度にも関わらずノイズが目立たない綺麗な仕上がりだ。他にもD800を使った高画素体験のタッチ&トライコーナーが設けられている

その他、ニコンブースでは多くのタッチ&トライエリアを設置。高画素体験コーナーには2012年のCP+で大人気だった「D800」、高感度コーナーには2012年秋に発表された「D600」がそれぞれ配置され、モデルを被写体にした撮影体験が可能だ。手持ちのメモリカードを使ってデータを持ち帰ることもできる。

超望遠体験コーナーもあり、ここには4月発売予定の「AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR」が展示されている。800mmのレンズで見える世界はなかなかの驚きだ。

AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VRは4月発売予定。200万円オーバーのプロ用レンズだ

実際に覗いている人と比べるとどれくらいの大きさかがわかるだろう。フォーカスは非常に早く、明るく感じられた

ブース内には3つのステージも配置されており、それぞれのステージで合計17名の講師、ゲストによるステージが予定されている。D600、Nikon1など各機種別のステージも予定されている。気になる機種、気になるステージをチェックしよう。