Android OSの次期バージョンと噂される「Key Lime Pie (KLP)」に関する情報が少しずつ出始めている。Android 5.0になるとみられるKLPは、今年のGoogle I/Oが開催される5月中旬前後の時期にリリースされ、その最初の対応デバイスは夏~秋をめどに提供が開始されることになるという。いずれにせよ、従来のAndroidのリリーススケジュールから大きく外れたものではなく、予測の範囲内といえるかもしれない。
同件はPhone ArenaがQualcommのプロセッサロードマップに関するリーク情報を最初に報じたもので、CNETがその情報を紹介している。Qualcommのロードマップで次期Android OSは「K-release」と呼ばれており、これが一部で広まっている開発コード名の「Key Lime Pie (KLP)」ではないかというのだ。ロードマップで示された登場時期は3~6月の第2四半期で、おそらくは当初Nexusデバイス向けのKLPのOTA配信が開始され、後にKLPをプリインストールしたデバイスが第3四半期のいずれかの時期に登場することになる。
とはいえ、現時点でKLPの新機能や主な改良点に関する情報はほとんどなく、Google I/Oの時期が近付いてくるのを待つしかないだろう。またKLPを搭載するとみられる次期Nexusの概要も不明で、搭載プロセッサや製造メーカーなど今後詳しい情報が上がってくることだろう。ただ1つ興味深い噂として出ているのは、Motorolaが密かに開発中と伝えられる「X Phone」の登場時期が今年後半であり、KLPをターゲットに開発が行われているというものだ。もしかすると、新しいNexus、あるいはそれに匹敵するデバイスとしてX Phoneがお披露目される日が来る可能性がある。
(記事提供: AndroWire編集部)