旅行のクチコミサイト フォートラベルは、2012年12月27日~2013年1月7日にかけて、会員を対象に「2012~2013年 年末年始の旅行動向調査」を行った。有効回答数は1,179件。
まず、年末年始の連続休暇日数について調査したところ、平均日数は8.0日で、昨年(6.8日)より1.2日増加した。昨年は「6日」を頂点とした山型の休暇分布となっているのに対し、今年は「9日(31.6%)」、続いて「6日(24.2%)」のふたつを頂点とするM字型の分布となっている。さらに昨年と比べると、15日以上という長期の休暇を取る割合も増えている。
年末年始の過ごし方は、「自宅中心で過ごした」人がもっとも多く36.8%だった。続いて「海外旅行」(20.9%)、「帰省」(18.5%)、「国内旅行」(14.8%)となっている。年代別で見てみると、海外旅行および帰省の実施率は20代が1位。「海外旅行」「国内旅行」「帰省」を合わせると、20代の6割近くがなんらかの形で旅を実施していることが分かった。
また、9連休という大型連休となったことから、年末年始の過ごし方は例年と異なる傾向がみられた。海外旅行では、外交問題(竹島)で韓国の人気が大幅にダウン。長期旅行向けのヨーロッパやアフリカなどが伸びた。また休暇が長いことから、年明けに出発する人も多かったようだ。
国内の人気旅行先では、「沖縄」が1位。2位が「東京」、3位が「北海道」、4位が「京都」、5位が「神奈川」となっている。2011年~2012年の年末年始人気旅行先3位の「長野」、4位「静岡」、5位「大阪」は5位圏外となった。
出発のどれくらい前から予約を始めたか聞いたところ、海外旅行、国内旅行とも昨年と比較して、前倒し傾向にあることが分かった。特に海外旅行の予約を「半年以上前にした」人は、昨年が10.1%だったのに対して、今年は17.6%。国内旅行についても、予約の前倒し傾向がみられた。今年は休暇が長いため、国内外問わず早く準備をした人が多かったようだ。