熱愛・破局・事件などの芸能ゴシップから、トレンド・グルメ・スポーツなどのスポット&イベント、便利・健康・天気などの生活情報まで、話題満載のワイドショーをイイとこ取りで紹介。これを見れば、1週間分のニュースを総ナメできる!
※【爽快情報バラエティー スッキリ!!】→【スッキリ】、【情報プレゼンター とくダネ!】→【とくダネ】、【情報満載ライブショー モーニングバード!】→【バード】、【情報ライブミヤネ屋】→【ミヤネ】、【知りたがり!】→【知り】と略表記します
●「キンタロー。AKBライブに乱入! 公認されたが…」【スッキリ】
AKBモノマネで、今最もメディアをにぎわせているキンタロー。がライブに乱入。本人はファンのバッシングを恐れていたが、キンタローが踊り出すと会場は大ウケに。大島優子とモノマネコラボしたり、総監督・高橋みなみからモノマネ公認をもらったり、とにかくウェルカム状態だった。
これにテリー伊藤は「最高だね。ファンに叩かれてたけど、やっと公認された」と満面の笑み。いや、肝心の前田敦子には公認されてないぞ。続いて加藤浩次が「ダンスはAKBに入っても1・2を争うキレのよさ」と話すと、テリーは「顔の大きさも断トツ」とニヤリ。さらに加藤も「携帯ストラップ作ったら売れそう」と悪ノリ。確かにこれほど2頭身が似合うキャラは少ない。
●「今週も壇蜜が大活躍。あの出演者に本気で求愛!」【スッキリ】
現在、記者会見やイベントのエースで、出演数は断トツの壇蜜。当然ワイドショーへの出演は増え、この日も複数番組で特集が組まれていた。
『スッキリ』では、床に寝そべったまま上目づかいで、「プロフィールに書くほど大好きな殿方の1人は久米宏さん。もう1人は誰?」とクイズを出題。これに加藤浩次は「チョコボール向井! 加藤鷹! 村西(とおる)監督!」とAV関係者を連発するが、正解はレギュラーコメンテーターのロバート・キャンベルだった。驚く加藤を尻目に「日本人より日本のことをよく知ってらっしゃるから感じてしまって……一緒に和歌を交換しませんか」と誘う壇蜜。近日、二人の企画が実現するらしい。
一方、『知り』では、セクシータレントなのに女性にも人気があり、街頭アンケートの8割が「好き」というデータを紹介していた。もはやエロというより、エロ芸の域を極めたか。
●「オスカーの次世代ユニット『X21』がデビュー」【スッキリ】
上戸彩、米倉涼子から、武井咲、剛力彩芽、忽那汐里の3人娘まで、芸能界屈指の女優軍団・オスカーが、満を持してガールズユニット『X21』を結成。メンバーは、昨年8月に開催された『第13回全日本国民的美少女コンテスト』のファイナリスト21人で、平均年齢14歳、最年少は小学校6年生という。今後はCDデビューや、AKB48の研究生にあたる予備軍も予定しているらしい。
ただ、オスカーといえば2003年にも『美少女クラブ21』を結成したが、ブレイクしたとは言い難い。テリー伊藤が思わず「また新しいのか……」とホンネを漏らしたように、アイドル戦線は飽和状態。オスカーが“アイドル”という言葉を使わないのは、明らかな差別化狙いだ。
●「『ミス日本』グランプリは、ぽわ~んとした天然娘」【ノンストップ】
応募者2825人の頂点に輝いたのは、日本大学4年の鈴木恵梨佳さん。グランプリが決まると涙ぐんだが、フラッシュを浴びると「有名人みたい」、今の心境を聞かれると「抹茶みたい」と、おとぼけコメント。彼女の母親も「一人娘でぽわ~んと育ってしまったので、天然と言われる」と笑っている。いいとこのお嬢さんか。
設楽統は「美人なだけじゃなくて笑顔がキュート」と絶賛しつつも、「生放送は初めて」と照れる鈴木さんに「みんな見てますよ~」とドSぶりを発揮。その後、山崎夕貴アナが『ミス倉敷小町』だったときの写真を映すという、お決まりのアナウンサーいじりへ。ちなみに、この日『ミヤネ屋』では川田裕美アナが『ミスえびすばし』だったころの写真が映されていた。
●「熱愛報道に対する向井理のスタンスが変わった!?」【ノンストップ】
主演映画『きいろいゾウ』のPR会見に出席した向井。「夫婦は『周囲に支えられながら形作られていく』ということを知った」と優等生コメントをしたが、記者が聞きたいのは国仲涼子とのお泊り報道だ。次々に「国仲さんは恋人なんですか?」「“お泊り愛”ってことでいいですよね?」と声がかかるが、向井は無言。これまで向井は、熱愛報道があるたびに否定し、昨年12月の国仲とのデート報道も「他のスタッフもいたし、共演者の一人」と断言していた。単に答えるのが面倒になったのか、それとも暗に認めたのか、映画のPR的に引っ張っているのか……。向井も国仲もリップサービスがないタイプなので、今いち盛り上がらない。
●「セクシーな男性芸能人、街頭調査」【知り】
「最近、セクシーな男性が人気を集めている。その秘けつを探ろう」というユル~イ企画。ジローラモに聞くこと自体ベタだが、「ダイヤのネックレスをチラッと見せる。『もっと見たい』と思わせて自分に興味を持たせる」なんてコメントに何の意味があるのか……。
続いて、辛口ライター・吉田潮がセクシー芸能人を5つに分類。なかでも“肉体系セクシー”の西島秀俊とダニエル・クレイグには、「ただ荷物を持ち上げるだけの『今日の配達くん』という番組をやってほしい!」、“ユニフォーム系セクシー”の舘ひろしと佐々木蔵之介には、「ただネクタイを外すだけの『今日のお疲れくん』という番組をやってほしい!」とリクエストする。さらに、「パートナーとして望ましくないくらいの人の方がセクシー」「男性が思うセクシーとはCカップ以上の美人」と言いたい放題だ。
オチは「思春期に影響を受けた女性芸能人は?」と聞かれた小藪千豊の「加護ちゃん」という返事。ボケというより、リアルっぽくて怖かった。
●「長澤まさみ、美肌の秘けつは?」【スッキリ】
『VOCE ビューティー・アウォーズ』で、『ベスト・ビューティー・オブ・ザ・イヤー』を受賞した長澤。お約束のミニスカ姿で美脚を披露し、「まだまだキレイになりたい」と喜びを語った。最近は自覚があるのか、ホメられても一切謙遜しなくなっている。
美の秘けつを聞かれ、「お風呂に日本酒を入れる。より体が温まるから」というコメントを聞いたテリー伊藤は「大人っぽくなったね~」とニヤニヤ。一方、加藤浩次は「飲んだ方がいいよ。この時期は熱燗でしょ」とバッサリ。ホメすぎず、ボケすぎず、見事なコンビプレーだった。
●「復帰間近の市川染五郎に独占インタビュー」【とくダネ】
家族すら「もうダメかと覚悟を決めた」集中資料室での1週間を経て、いよいよ復帰舞台に立つ染五郎。父親の松本幸四郎は「みなさんに迷惑をかけたけど、一番辛かったのは染五郎。僕はいつもの姿であることを信じている」とエールを送る。インタビュアーの武藤まき子も「右手にはまだプレートが入っているのに、『舞台に立つのは怖い』とは言わず、むしろ目が輝いていた」と熱く語った。
当の染五郎は、「まだ生きている。『生きていい』と許された感覚」と神妙な表情。そもそも染五郎は、5歳のときに父が主演の大河ドラマを見て、「僕も役者をやりたい」と自らその道を選んだという。以降、「幼稚園より歌舞伎座に行っていた」のだから、新歌舞伎座とともに新たな役者人生のスタートを切りたいのではないか。
●「AKB48峯岸みなみが涙の丸刈り謝罪。加藤とテリーが大激論!」【スッキリ】
この日のトップニュースで、峯岸の謝罪動画をノーカットで放送。GENERATIONS・白濱亜嵐とのお泊り報道を謝罪した峯岸の坊主頭に、スタジオは大荒れだ。
まず井上公造が「アイドルの宿命。嫌なら辞めて普通のタレントをやればいい」とバッサリ。次に、はるな愛が「20歳の女性なら恋愛は健康的なことなのに……AKBってすごいグループなんだな」としんみり。そこに“狂犬”加藤浩次が「デートして何が悪いんだ。恋愛もしていない子が恋愛を歌えるのか!」「坊主で涙ながらに謝罪しているのが異常!」と噛みついた。するとテリー伊藤が「異常じゃない! AKBとはそういうところ。日本一の人気者だし、仲間もいるし、得ているものも多いはず」と真っ向否定。加藤は「研究生は禁止でいいけど、トップの人は仕事も恋も頑張って輝いていることが大事だと思う」と不満顔を見せると、テリーがすかさず「窮屈なら(前田)あっちゃんみたいに出て行けばいい」と切り返す。AKBのネガティブな話題がタブーのワイドショーでここまで話すのは珍しい。
●「キンタロー。再び - 衝撃の過去と芸人になった理由」【スッキリ】
急きょ企画された異例の密着インタビュー。2カ月先のスケジュールも埋まりはじめている現状に、キンタロー。は「今いち実感がない。『パンダが生まれましたよ』的なニュース扱いかな」と笑う。
その後、仕事終わりの帰宅中、「壇蜜さんの練習をしなきゃ。誰が何と言おうと顔が似てるんですよ。剛力彩芽さんも顔が似てる!」と炎上覚悟のコメント。さらに、スッピンや家賃5万5000円で散らかり放題の自宅を見せるなど、もはや怖いものなし状態だ。
しかし、その人生を語りはじめるとシリアスな顔に一変。社交ダンスで全国4位になったが、頸椎ヘルニアでダンスをあきらめてOLに。しかし、「家族みんなが私のモノマネを笑ってくれて、それが忘れられなかった。特に私はお母さんが大好きで笑顔が心に焼きついていて……」と号泣。その母は6年前に他界したというが、一部報道では自殺したと書かれていた。それを受けてか、テリー伊藤は「泣いてる場合じゃないね。それがお母さんのためになる」とエールを送る。ちなみに、父はキンタロー。が芸人であることを知らず、OLだと思っているらしい。
ついに3月での打ち切りが決まった『知りたがり』。後番組は西尾由佳理が司会の情報番組というが、西尾のさわやかなイメージで、宮根の下世話な『ミヤネ屋』に対抗しようとしているのか。ただ、視聴者が求めているのは内容のオリジナリティだ。
一方、『バンキシャ』では夏目三久がキャスターとして古巣日テレへの復帰を果たす。制作費削減が進められる中、退社したアナウンサーに頼らなければいけない日テレ。そして、自局アナたちは地味な仕事ばかりの日々に……。女子アナはタレント以上に厳しい世界だ。
きむら・たかし
コラムニスト、芸能・テレビ評論家、タレントインタビュアー。1日のテレビ視聴は20時間(同時視聴含む)を超える重度のウォッチャーであり、雑誌やウェブにコラムを執筆するほか、業界通として各メディアに出演&情報提供。取材歴1000人超のタレント専門インタビュアーでもあり、著書は『トップ・インタビュアーの聴き技84』など