女優の川口春奈、広瀬アリス、山本美月らが、2013年初夏公開予定の映画『絶叫学級』に出演することが1日、明らかになった。
同作は、少女まんが雑誌『りぼん』で2008年10月号から連載している人気ホラー漫画『絶叫学級』の実写化作品。現在までコミックス12巻まで刊行され、シリーズ累計120万部を突破した。これまでテレビ東京系列の番組『おはスタ』での2度のアニメ化や、AKB48メンバー出演によるVOMIC(集英社のデジタルコンテンツ)など、各種メディア化も行われてきた。
映画は、この原作の第3巻「黄泉の真実」と第8巻「人間ランク」を柱に構成される。中高一貫教育の私立女子高校に通う荒木加奈(川口春奈)は、小学校ではクラスのアイドル的存在だったが、今では成績も運動神経も家柄も平均的で目立たない存在に。ある日、友人の香取絵莉花(松岡茉優)から、12年前の事故で亡くなった女の子が黄泉となって旧校舎に出るという噂を聞く。しかも、その黄泉に願いごとをすると何でも叶うがその引き換えに大事なものを失うという。そしてある日、加奈があることをきっかけに黄泉に願い事をしたことが思わぬ事態を引き起こしていく。
主人公・荒木加奈を演じるのが、今年に入り日本テレビ系列のドラマ『金田一少年の事件簿 香港九龍財宝殺人事件』『シェアハウスの恋人』、映画『ボクたちの交換日記』に出演するなど活躍めざましい女優・川口春奈。同作について、「ホラー要素ももちろんありますが、ファンタジーでもあり、もしかしたら幽霊よりも怖い人間の心が見られる作品だと思います」と感想を述べ、「ただ怖いだけじゃなく、人として感じることが詰まっているので是非感じとってもらえたらうれしいです。この作品に出会えたことで自分も成長できたらなと思っています」と意気込んでいた。