アウディ ジャパンは、3月16日に開催されるセブリング12時間耐久レースに、2台の「R18 e-tron quattro」で参戦する。来年以降、同レースはLMP1クラスのプロトタイプマシンが出場できなくなるため、「R18 e-tron quattro」での最後の参戦となる。
アウディのLMPスポーツカーは1999年、セブリング12時間耐久レースでデビューした。その後、ルマン24時間耐久レースで11回の優勝を果たすなど、アウディの輝かしいレース活動がこのセブリングから始まったといえる。セブリング12時間耐久レースにはこれまで13回出場し、10回の総合優勝を含む22回の表彰台を獲得している。
今年出場する2台の「R18 e-tron quattro」は、ディーゼルエンジンで後輪を、モーターで前輪を駆動する4WDのハイブリッドカー。1台が2012年仕様、もう1台がそのアップデート仕様となっており、有終の美を飾るべく優勝をめざす。
また、アウディは今回のレースで同社のすべてのプロトタイプカーを展示するファンサービスを行う。2000年から2005年までに輝かしい成績を収めた「R8」、ディーゼルエンジンによる初めてのルマン24時間耐久レース優勝を果たした「R10 TDI」、2009年のデビュー戦でいきなり総合優勝を果たした「R15 TDI」、さらに「R18 TDI」まで勢ぞろいする。