ニューバランスは2013年1月1日より、JOC(日本オリンピック委員会)とのオフィシャルパートナーシップを結んでいる。期間は2017年3月31日まで。JOCとともに日本のオリンピックムーブメントを盛り上げていくことになる。

上田藍選手自筆の等身大の絵画と、(写真左から)JOC会長の竹田恒和氏、上田藍選手、ニューバランス ジャパン代表取締役社長の冨田智夫氏

このほどJOCオフィシャルパートナーシップ宣言式が行われ、調印式とロゴが発表されたほか、トライアスリートの上田藍選手が参加し、自ら描いた等身大の絵が披露された。

ニューバランス ジャパン代表取締役社長、冨田智夫氏は、ロンドンオリンピックが終わり、次のオリンピックまで3年というこの時期にJOCとのパートナーシップを発表した理由について、「いまは地味な時期である一方、オリンピックに向けての基礎やトレーニングにあてる大事な期間でもあります。ニューバランスはランニングシューズのメーカーとして、アスリートの皆さんをサポートしていきたいと思っています」と語った。その後の調印式ではJOCとのロゴマークも発表され、冨田氏はJOC会長の竹田恒和氏と力強い握手を交わした。

調印式の後、力強い握手を交わす竹田氏と冨田氏

ロゴマークが発表され、JOCとのパートナーシップが結ばれた

調印式の後、北京五輪・ロンドン五輪と2大会連続でトライアスロン日本代表に選ばれた上田藍選手が登場。オリンピックの思い出などを語った。

ロンドン五輪では市販されているニューバランスのランニングシューズを使用したという上田選手。「初めて自分の名前の入ったシューズを作ってもらって、本当にうれしかった。だから、どうしても買ってメダルを取りたかった」とメダルを逃した悔しさを吐露する場面もあった。その悔しい思いをぶつけたという日本選手権(昨年11月開催)では見事優勝。「本当にうれしかったし、気持ちよかった」と"藍ちゃんスマイル"を見せた。

オリンピックで一緒に走ったニューバランスのシューズを手に、思い出を語る上田藍選手

ニューバランスのランニングシューズに関して、「普通にお店に行けば買えるシューズなので、私の活躍を見てトライアスロンをやってみたいと思ったら、すぐこのシューズは手に入ります! シューズの展開も広いので、入りやすいと思います」と上田選手。トライアスロンに興味を持った初心者にもおすすめのシューズだと太鼓判を押した。

上田選手は今年の東京マラソンにも、チャリティランナーとして参加するという。「初マラソンですが楽しんで走りたいと思います」とコメントし、笑顔を見せた。

また、彼女は小さい頃から絵を描くのが好きで、いまも成功のイメージを絵に描くという。「最初の頃の夢は絵描きでした。いま、私にとって絵は夢を具現化させるアイテムです」と上田選手。直筆の絵画を等身大にしたものも披露された。

上田選手が描いた絵画。オリンピックで優勝する姿が描かれている。ちなみに絵画の中にはJOC会長・竹田氏の姿も

「この絵画のように、次のオリンピックでは絶対にメダルを取りたい」と、上田選手は4年後のオリンピックに向けて強い思いを示していた。