肉じゃがは男を落とす鉄板メニューじゃなかった!?

彼の気持ちだけでなく、胃袋までもガッチリつかもうとしたものの、手料理が逆効果。彼との距離が広がってしまった……なんてことになったら最悪です。そこで、料理研究家のオガワチエコさんに彼につくらない方がいい手料理を6つを紹介していただきます。

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1.肉じゃが

肉じゃが上手を男性は好むと思い込んでいる女性、いますよね。しかし、その魂胆は男性からも見え見えで、女性からのアプローチを強く感じ、プレッシャーになってしまうこともあります。実際、「肉じゃが大好き! 」という男性は実はそれほど多くはなく、評価が上がる料理とは言えないでしょう。

もう一つ言うならば、肉じゃがは男でもつくれる簡単料理。そういった意味でもありがたみはあまりありません。

2.フォアグラやブランド肉のステーキ

高級食材を使った料理は、それなりにおいしいのは当たり前。でも、値の張る食材を使うことで、金銭感覚のズレを彼は感じてしまうでしょう。もし結婚して一緒に暮らすことになった時、食費に費やす金額を考えると、将来が不安になるばかり。冷蔵庫にある有り合わせの物でつくるぐらいが望ましいですね。

3.カチュパ・リカ

何の料理だか分かりませんよね? カーボヴェルデ共和国の豆と豚肉の煮物料理です。確かに味はおいしいのかもしれませんが、その味が正解なのかどうかが分かりません。カチュパ・リカは一例で、どこの国の何の料理かもわからないマニアックな料理では、親近感もわかず、このような料理は避けた方がいいでしょう。

4.湯豆腐

出されて若者がガッカリするメニューの1つです。皆さんも実家の夕食が湯豆腐で、「なんだ、湯豆腐か」と思った経験はないでしょうか。この感覚は子供の頃から30代まではほとんど変わることがないもの。彼女の手料理を期待している若者からしてみると意気消沈でしょう。しかし、40代後半を過ぎると毎日でも食べたくなるという不思議なメニューでもありますので、年上のオジサマとお付き合いしている女性は頻繁につくっても大丈夫ですよ。

5.グリーンカレー

「カレーつくるね」と言っておきながら、出てきたのはグリーンカレー。ひと手間かけたのかもしれませんが、それが吉と出るかは分かりません。カレーを嫌う男性はあまりいませんが、グリーンカレーやイエローカレー、レッドカレーなどとなるとそれはどうか。ココナッミルクや香草を嫌う人も多いですし。ここはオーソドックスに普通のカレーをつくるべきでしょうね。

6.精進料理やマクロビごはん

魚も肉も牛乳も卵も動物性のものは一切使用しない料理。健康を意識した料理ですが、やはりこれでは男性は物足りない。彼女の好みを押し付けてる感も強いですね。太っている男性なのであれば、「カロリーを気にされているのかな? 」と勘ぐられてしまいます。やっぱり男性はガッツリ食べたいはず。そうなると料理にお肉は欠かせないでしょう。

なにより、残さず食べてくれるのが一番。彼のためだからと張り切って手の込んだ料理をつくってイマイチな反応をされるよりも、ハンバーグやオムライスや生姜焼きといった定番メニューの方が素直に喜んで食べてもらえるものです。そこにさらにオリジナルのアレンジを加えられればモテ料理となりますよ。

著者プロフィール

オガワチエコ
6月15日生まれ。ル・コルドン・ブルー、東京會舘クッキングスクールにて料理と製菓を学ぶ。大手百貨店の受付係として勤務しながら、仕事後や休日を利用して、和、伊、エスニック、仏菓子それぞれの専門店で調理を経験。退職後、ブログを通して依頼された新聞でのエッセイ連載にてライターデビュー。料理研究家に転身した現在は、雑誌やテレビ、書籍等のレシピ作りや調理、スタイリング、料理コラム等で活躍中。「おうちで簡単! 絶品B級グルメレシピ」(日本文芸社)等、監修したレシピ本も多数。