富士フイルムは1月30日、コンパクトデジタルカメラ「FinePix Z2000EXR」を発表した。発売は3月9日で、価格はオープン。推定市場価格は25,000円前後となっている。
2012年7月に発表された「FinePix Z1100EXR」の後継モデル。画像処理エンジン「EXRプロセッサーII」を搭載することで、最速0.19秒の高速AFが可能となった。また、起動時間が0.9秒、撮影間隔が0.6秒と高速レスポンスも実現している。
撮像素子は「高感度・低ノイズ優先」「ダイナミックレンジ優先」「高解像度優先」の3つの撮像方式を切り替えて撮影できる「EXR CMOS センサー」を搭載。撮影条件に応じて最適な設定を適用する「プレミアム EXR AUTO」は、108パターンの条件認識が可能となっている。
また、「FinePix Z1000EXR」やZ1100EXRに引き続き、Wi-Fi(無線LAN接続)に対応。無料アプリ「FUJIFILM Camera Application」をダウンロードしておいたスマートフォンやタブレット端末に、撮影した画像を30枚まで一括送信できる。転送操作はカメラ側から行うこともスマートフォン側から行うことも可能。また、「PC保存」コマンドも用意されており、撮影画像をPCにワイヤレスでバックアップすることができる。
手軽にエフェクトを付加した写真を撮影できる「アドバンストフィルター」機能を搭載。周辺光量を落とした「トイカメラ」や彩度を強調する「ポップカラー」など8種類のフィルターが用意されている。
主な仕様は、撮像素子が有効1,600万画素の1/2.3型EXR CMOSセンサー、レンズが焦点距離28~140mm(35mmフィルム換算時)の光学5倍ズーム、開放F値がF3.9~F4.9、対応感度がISO100~ISO6400(ISO6400時は記録画素数に制限あり)となっている。画質劣化を抑えたデジタルズームが可能な「超解像ズーム」利用時は、最大10倍相当までのズームを行える。
背面のモニターは約46万ドット・3型の液晶方式、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード(UHS-I対応)および内蔵メモリ(約16MB)で、動画の記録形式はMOV(H.264)、動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット(フルHD)。
バッテリーは専用のリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影枚数は約210枚。
本体サイズはW102.7×D19.3×H60.1mm、重量は本体のみで約152g、付属電池とSDカードを装着した状態で約169gとなっている。
掲載当初、本体サイズに関して「W102.7×D18.3×H60.1mm」と記載しておりましたが、リリースに誤りがあったため、訂正致しました。