ワコムは、スマートフォンおよびタブレット端末分野において、Samsung ElectronicsおよびSamsung Asiaとの間で資本業務提携契約を締結した。
今回の業務提携の内容はスマートフォンおよびタブレット端末分野におけるもので、「新商品の製品化に要する時間の短縮」、「製品の戦略や計画に関する協力の強化」、「製品開発・生産供給体制の強化」、「業務プロセスの改善」などにより、広い範囲での戦略的なパートナーとして提携していくとのこと。
近年、同社は主力製品のペンタブレット・液晶タブレット製品のみならず、マルチタッチや独自技術を用いた電子ペンをノートブックPCやタブレット端末、電子書籍、スマートフォンなど幅広いプラットフォームに供給し、同分野での成長を計画している。今回の提携を発表するにあたり、「スマートフォンやタブレット端末といった各種端末の供給メーカーとの関係を緊密にし、製品をタイムリーに市場に投入する重要性が以前にも増している」と言及している。この提携以前にもワコムとSamsung Electronicsグループとの取引は増加傾向にあったということで、世界99カ国で発売されているSamsung Electronicsのスマートフォン「Galaxy Note」にワコムの電子ペンが採用されている。