能勢電鉄はこのほど、開業100周年記念ロゴマークと100周年記念イベントの概要を発表した。ロゴマークは、過去から未来への広がりをイメージしたという線路の上に、緑と赤で書かれた数字の「100」を配置している。緑は沿線地域の豊かな自然環境を、赤は人々の温もりを表し、全体として人と自然が調和する沿線地域のイメージを表現している。

能勢電鉄社員のデザインによる100周年記念ロゴマーク

開業100周年記念イベントは4~11月にかけて順次実施。4月13日にはキックオフイベントとして、川西能勢口駅にてセレモニーや歴史展示、記念グッズの販売などを行う。4月下旬から5月下旬には、能勢電鉄沿線の飲食店をグルメマップで巡る「沿線バル」を開催。8月下旬には、ゲストが能勢電鉄100年の歴史や沿線の未来、今後の能勢電鉄を語るトークイベントを実施。9月中旬から11月下旬に沿線全域で展開するアート展示と「沿線バル」を同時開催し、11月24日に川西能勢口駅で実施するファイナルイベントで幕を閉じる。

能勢電鉄は、能勢妙見宮への参拝者と能勢地方の産物の輸送を目的として、1908(明治41)年に能勢電気軌道株式会社として創立。1913(大正2)年に川西能勢口~一の鳥居間(6.4km)で営業を開始した。2013年4月13日で開業100周年を迎える。