オリンパスイメージングは1月30日、コンパクトデジタルカメラ「OLYMPUS STYLUS SH-50」を発表した。発売は2月下旬で、価格はオープン。推定市場価格は37,000円前後となっている。

「OLYMPUS STYLUS SH-50」

2012年2月に発表されたミラーレス一眼「OLYMPUS OM-D E-M5」と同方式の3軸(静止画)/5軸(動画)手ブレ補正機構を搭載するモデル。従来の上下左右への平面的な手ブレだけでなく、カメラを持つ手が回転するように動いた際に生じる手ブレにも対応できるようになった。OM-Dなどでの採用実績はあるが、コンパクトデジタルカメラとしては初の搭載になるという。

動画
報道関係者向けの展示会で展示されていた3軸/5軸手ブレ補正機構のデモ機材(再生時間約8秒、ファイルサイズ4.5MB)

静止画撮影時には3軸の回転ブレに対応するほか、動画撮影時には歩きながらの撮影によって発生しやすい回転ブレにも電子的に対応することで、5軸ブレ補正を実現している。

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基礎的な撮影性能に関しても、集光効率が高く暗い場所での撮影に強い裏面照射型CMOSセンサーや、ミラーレス一眼「OLYMPUS PEN」シリーズで築いてきた画像処理エンジン「TruePic VI」を採用することで、高感度撮影、低ノイズ、高速AFなどを実現した。光学ズームは24倍で、画質劣化を抑えながらデジタルズームを行う「超解像ズーム」利用時は48倍までのズームが可能となっている。

また、静止画とフルHD動画の同時撮影が可能な「マルチレコーディング」機能や、オリンパス独自のエフェクト撮影機能「マジックフィルター」、人物撮影時の自動レタッチ機能「ビューティーモード」なども搭載。マジックフィルターは、好評の「マジッ クフィルター」は、ポプピンホシュアイウェデグロ好評の「マジッ クフィルター」は、「ポップ」「ピンホール」「フィッシュアイ」「ウェディング」「ロック」「クリスタル」「水彩」「ミラー」「ミニチュア」「ランダムタイル」「ドラマチック」の11種類が用意されており、「クリスタル」「ランダムタイル」「ドラマチック」以外は動画撮影時も利用可能だ。

主な仕様は、撮像素子が有効1,600万画素の1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射型)、レンズの焦点距離が25~600mm(35mmフィルム換算時)、開放F値がF3.0~F6.9となっている。背面のモニターは約46万ドット・3型の液晶方式、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカード(Eye-Fiカード含む)と内蔵メモリ(約39.3MB)、動画の記録形式はMOV/H.264、動画の最大記録画素数は1,920×1,080ドット(フルHD)/60iだ。

バッテリーは専用リチウムイオン充電池を使用し、CIPA準拠の撮影可能枚数は約310枚となっている。

サイズはW112.1×D42.4×H63.5mm、重量は269g(電池、メモリーカードを含む)。

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