パナソニックは30日、同社ノートPC「Let'snote(レッツノート)」シリーズの春モデルを発表した。ディスプレイが360度後方に回転できる11.6型コンバーチブルPC「Let'snote AX2」シリーズでは、CPUがスペックアップしたほか、新カラーのブラックモデルを追加。また、Microsoft Office Home and Business 2013搭載モデルを用意する。
価格はオープンで、店頭予想価格は160,000円前後から。発売はいずれも2月15日。
「Let'snote AX2」は、ディスプレイを360度後方に倒し、タブレット形状で使用できるコンバーチブル型のノートPC。専用バッテリの搭載で、電源を入れたままバッテリ交換できるホットスワップ機能が特徴。タッチ操作にも対応する。なお、前モデルから外観に変更はない。
2013年春モデルでは、スペック違いの計6機種をラインナップ。CPUが従来からワンランクアップしたほか、ショートカットキーによる画面回転機能や、画面回転中にキーボード操作を無効にする機能を追加した。また、台数限定となる最上位のCore i7-3537U搭載モデルでは、本体カラーにブラックが追加されている。
このほか、「Let'snote」用ユーティリティ「スマートアーチ」機能を強化。対応スマートフォンに電話やメールの着信があった場合、PC側のディスプレイ上に通知表示される。従来スマートフォンからは、PC内にある特定フォルダの同期や、ファイル閲覧操作のみ可能だった。なお、本機能の対応スマートフォンは未定だが、現状iOSには対応する予定はない。
最上位モデルの仕様は、CPUがIntel Core i7-3537U(2.00GHz)、メモリが4GB、ストレージが128GB SSD、ディスプレイが11.6型の静電方式マルチタッチ液晶(1,366×768ドット)、OSがWindows 8 Pro 64bit。カラーはシルバーとブラックの2色。これに加え、小型ビューアーが付属するモデル(シルバー)の計3機種のラインナップとなる。
店頭予想価格は、小型ビューアー付属モデル「CF-AX2TERBR」が250,000円前後、通常のシルバーモデル「CF-AX2TEQBR」・ブラックモデル「CF-AX2TETBR」がともに210,000円前後。いずれもMicrosoft Office Home and Business 2013は非搭載。
CPUにIntel Core i5-3437U vPro(1.90GHz)を採用するモデルは、カラーはシルバーのみで、CPU以外の仕様は最上位モデルに準じる。Microsoft Office Home and Business 2013搭載モデル「CF-AX2AEFBR」と、非搭載モデル「CF-AX2AEABR」の2機種を揃え、店頭予想価格は前者が225,000円前後、後者が200,000円前後。
下位モデルではCPUがIntel Core i5-3337U(1.80GHz)に、OSがWindows 8に変更される。価格はMicrosoft Office Home and Business 2013搭載モデル「CF-AX2SEGJR」が185,000円前後、非搭載モデル「CF-AX2SEBJR」が160,000円前後。
インタフェースは共通で、有線LAN(10BASE-T/100BASE-TX/1000BASE-T)、無線LAN(IEEE802.11a/b/g/n)、Bluetooth 4.0、WiMAX、USB 3.0×2、D-Sub×1、HDMI出力、SDメモリカードスロットなど。
本体サイズも共通でW288×D194×H18mm。重量は約1.14kg(バッテリーパック装着時)。駆動時間は、最上位モデルが約9時間、それ以外が約9.5時間。