HGSTジャパンは30日、容量1.2TBで10,000rpmのエンタープライズ向け2.5型HDD「Ultrastar C10K1200」を発表した。現在、顧客向に向けて製品認定用に出荷を開始しており、すでに数社のOEMベンダでは製品認定を完了しているという。
「Ultrastar C10K1200」は、従来製品「Ultrastar C10K900」と同様の技術をベースに開発。流体軸受けは、回転騒音の低減と位置決め精度の向上を実現した。また、HDDが複数台搭載されたシステム構成において問題となる回転振動に対して、RVS(Rotational Vibration Safeguard)機能を備えることでHDDの性能を維持するとしている。
このほか、エンタープライズ向けのUltrastar SSDとアーキテクチャをそろえることで、プラグ互換性を維持している。
データ転送速度は最大2,232Mb/s(リード時)、インタフェースはSAS 6Gb/s、インタフェースのデータ転送速度は最大600MB/s。本体サイズはW70.1×D100.6×H14.8mm。重量は約218g。