日清食品ホールディングスは、グループの中長期的な成長を見据えて、東京都八王子市の同社所有地に新研究所を建設することを28日、発表した。
研究開発機能の強化と、商品開発の効率化を図るため建設
新研究所は、現在の食品総合研究所、食品安全研究所(滋賀県草津市)の約2倍にあたる大規模なもの。移管する研究所(完工時)は、日清食品ホールディングスの食品総合研究所、食品安全研究所と日清食品冷凍の開発研究所。外観は“創業の原点であるインスタントラーメン”を象徴する「麺と切刃」をイメージしたデザインとなっている。完成時期は11月を予定している。
同社は新研究所の建設により、国内外における事業展開の迅速化、高度化を図るとともに、コスト低減へ向けての取り組みも行っていくという。また、全国各地に分散している国内事業会社の研究所や開発部門を新研究所に集約し、商品開発の効率化も図っていくとしている。