ペンタックスリコーイメージングは1月30日、コンパクトデジタルカメラ「PENTAX WG-3」「PENTAX WG-3 GPS」を発表した。いずれも発売は3月中旬で、価格はオープン。推定市場価格はWG-3が3万円台半ば、WG-3 GPSが4万円前後となっている。
2012年2月に発表された「Optio WG-2」「Optio WG-2 GPSの後継モデル。2機種とも、水深14mでも2時間までの使用可能な防水性能(IPX8、JIS保護等級8相当準拠)と、2mからの耐落下衝撃性能、IP6X(JIS保護等級6)相当の防塵性能、マイナス10度の低温でも動作する耐寒性能、耐荷重100kgfというタフネス性能を備えている。従来モデルでは防水性能は水深12mまで、耐落下衝撃性能は1.5mまでだった。
カメラとしての性能自体は二の次になりがちなタフネスモデルだが、本製品では開放F2.0の明るい大口径レンズを採用。また、撮像素子は集光効率の高い裏面照射方式のCMOSセンサーを搭載しており、大口径レンズと合わせて、水中や夜景などの暗いシーンでもノイズを抑えた高画質撮影が可能となっている。手ブレ対策としては、センサーシフト方式と電子式を併用する「デュアル手ぶれ補正」を採用。
WG-3 GPSはGPS機能や気圧・高度/水深計、方位計を搭載。撮影画像に位置情報を付加したり、移動中のログデータを記録したりできるほか、新たに搭載された気圧・高度/水深計、方位計はアウトドアシーンで活用度が高い。なお、ボディ前面には時計、気圧・高度/水深計を表示するサブディスプレイが備えられている。
WG-3 GPSのみの機能として、ワイヤレス充電「Qi(チー)」への対応も挙げられる。市販のQi対応充電パッドの上に本機を乗せるだけで充電が可能だ。
主な仕様は2モデル共通で、撮像素子が有効約1,600万画素の1/2.3型CMOSセンサー(裏面照射型)、レンズが焦点距離25~100mm相当(35mmフィルム換算時)の4倍ズーム、開放F値がF2.0~F4.9、対応感度がISO125~ISO6400となっている。モニターは約46万ドット・3型ワイドの液晶方式で、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードと内蔵メモリ(約70MB)、動画の記録形式はH.264、動画の記録画素数が1,920×1,080ドット(フルHD)。バッテリーはリチウムイオン充電池で、CIPA準拠の撮影可能枚数は約240枚だ。
サイズは約W125×D32×H64.5mm(操作部材、突起部を除く)、バッテリーとSDカードを含む状態の重量はWG-3が約229g、WG-3 GPSが約239gとなっている。