Q.今になって思う……恋愛でまちがったがんばり方をしたことはありますか?

好きなら近づきたいし、話したいし、触りたい……それが男心というもの。しかし、女心を考えずに突っ走ったり、逆にひき過ぎたりすると、はなから相手にしてもらえないケースも多々ある。マイナビニュース会員独身男性300名に、今までの恋愛でやってしまった"まちがったがんばり"について、聞いてみた。
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Q.今になって思う……恋愛でまちがったがんばり方をしたことはありますか?
はい 22.3%
いいえ 77.7%

Q.(「はい」と答えた方にお聞きします)どんながんばり方をしていましたか? その結果、どうなりましたか?
■猛アピールしすぎた
・「やたら接する機会を増やそうと近づこうとする、逆に遠ざかっていった」(25歳男性/金属・鉄鋼・化学/技術職)
・「一生懸命話しかけていたら、煙たがられてしまった」(23歳男性/ソフトウェア/技術職)
・「異常なほどにアタック、のち撃沈」(22歳男性/金融・証券/専門職)
・「嫌われている相手に好かれようと積極的にアプローチした……その後、同じ場所にいなければならないときはとにかく距離を取られ、一切の接触を絶たれた」(24歳男性/医療・福祉/専門職)

■メールや電話での過ち
・「必死に話題を見つけて毎日メールをしていました……相手からメールが先に来ることは無く、ふとした時に自分から連絡をすることがなくなり、そのまま終了しました」(29歳男性/団体・公益法人・官公庁/専門職)
・「無用に電話しまくったりして、見ようによってはストーカーのようになっていたかも……結果、発展しないまま、自分から身を引いた」(42歳男性/電機/技術職)
・「距離を縮めようとして甘えた感じのメールを年下の女の子に送っていたら、気持ち悪がられてしまった」(29歳男性/電機/技術職)

■とにかくプレゼント攻撃
・「相手に気に入られようとプレゼントばかり渡していたこと」(27歳男性/その他/技術職)
・「いろいろな物を買った」(48歳男性/その他/その他)
・「常におごっていた、そして避けられるようになった」(29歳男性/商社・卸/営業職)

■自分を殺して失敗
・「何でも相手を優先すればいいと思っていたが、かえって不安にさせて別れた」(36歳男性/人材派遣・人材紹介/技術職)
・「とにかく彼女に尽くして、わがままを聞いたりしていたら、彼女の自己中とわがままがひどくなり、手に負えず別れた」(26歳男性/学校・教育関連/事務系専門職)
・「相手に合わせ過ぎた自分を押し殺していた部分もあったので、付き合っていて疲れてしまった」(29歳男性/印刷・紙パルプ/事務系専門職)
・「性的なことをにおわすのを我慢してたら、男としてみられないと言われてしまった」(28歳男性/電機/技術職)
・「ただただ優しい人でいた」(25歳男性/情報・IT/技術職)

■ナルシストはダメ
・「肉体美を作ることに一生懸命で、その人に対して何もアプローチしなかった」(31歳男性/機械・精密機器/技術職)
・「見た目ばかり気にしていたが内面を磨くことが大事だと思った」(29歳男性/その他/その他)
・「見栄をはって、かっこよくみせたがっていた……付き合ってからもそれを維持するために背伸びをして疲れた」(26歳男性/金融・証券/営業職)
・「かっこつけすぎるのはダメ、痛いだけ、評価が下がったと思う」(24歳男性/小売店/販売職・サービス系)
・「自分がかっこいいと思っている道を究めるのは大体間違い」(26歳男性/食品・飲料/技術職)

■完全なる作戦ミス
・「嫌われないように控え目にアピールしていたら、全然アピールになっていなかった」(26歳男性/情報・IT/事務系専門職)
・「相手に好きになってもらおうとして、突っぱねた行動を取ったら、嫌われた」(29歳男性/自動車関連/技術職)
・「どんな時も男らしくいようと頑張ったが、その子は弱いところもみせてほしかったらしい」(29歳男性/食品・飲料/その他)
・「距離を縮めようとしていろいろ話を聞いてあげたり、遊びにつきあったりした結果,距離が近くなりすぎたらしく、異性として意識されなくなってしまった(本人から「○○って男友達ってより女友達か,家族みたいな距離感なんだよね」と直接言われてしまった)」(22歳男性/農林・水産/技術職)

■総評
恋をして、まちがった方向に突っ走ってしまった、そんな経験がある男性は2割強。明かされた過去は、どれもこれも、恋をした者なら一度は身に覚えがありそうな内容だ。顔を赤らめながら見ていこう。

まずは、男性にありがちな「猛アピール」。近づく、話しかける、と果敢に相手にアタックした結果、かえってヒかれたという失敗談が多かった。好きになった人とはできるだけ触れ合いたいし、その人しか目に入らなくなってしまいがちだが、異常な積極性は相手には迷惑になり、それによって嫌われて逆効果だ。中には「今思えばなんでそんなやり方をしたのか分かりません(笑)」と反省する人も。付かず離れずの距離感、難しいが習得したい。

電話やメールでの失敗も多かった。「毎日メール」「とにかく電話」はよく聞く話だが、メールの文体まで変えて、お近づきになろうとすると、気持ち悪がられるので要注意だ。対面で話すのとは違い相手の反応がわかりにくいし、相手の読解力のことまで考える必要があり、メール攻撃はよっぽど文章にたけている達人でなければ難しいだろう。

同様に「やみくもなプレゼント攻撃」も考えものだ。たとえドンピシャの好みのモノをもらったとしても、その先を考えると、気持ち悪くてなかなか受け取れないのが女性の心理。付き合う前の女性へのプレゼントは、やはり成功しにくそうだ。

反対に、相手に対して積極性に欠けた、という失敗談も。自己主張せず、相手のことを優先し過ぎたり、ただただ優しくしたり、というのは、女性にとっては「無理してる?」「私といて楽しい?」と心配になるもの。また、好かれたいと思うあまり、男らしさやかっこよさを追求する方向に走り、揚げ句逃げられた……という意見も結構多かった。男性のもつ理想の男性像と、女性のもつそれとはかなり違うもの。「自分がかっこいいと思っている道を究めるのは大体間違い」という回答が、すべてを物語っている気がする。

女性はとにかく扱いが難しい。近づきすぎも離れすぎもダメ、やさしすぎもそっけなさすぎもダメ、強すぎも弱すぎもダメ、甘やかしすぎも厳しすぎもダメだ。状況に応じて、女性との距離感をうまく図っていくのが、恋愛成功の最大のカギかもしれない。

(文・アリウープ 中嶋絵里)

調査時期: 2012年12月28日~2013年1月8日
調査対象: マイナビニュース会員
調査数: 男性300名
調査方法: インターネットログイン式アンケート