皮むき器は万能調理器具だ。ピーラーともいうこのアイテム、野菜の皮をむくだけの道具ではない。使い方によってはスライサーの代わりにもなり、包丁より都合がいいケースもある。今回は、皮むき器を使って、フレンチ総菜のキャロットラペをつくってみた。
ラペとはフランス語で、おろし器などですりおろしたりけずったりしたもので、キャロットラペはニンジンのすりおろしをドレッシングであえた総菜のことだ。日本で見かけるキャロットラペは、すりおろしたものより千切りタイプのほうが多いかもしれない。今回は、人参の皮をむいた後も皮をむく要領でただひたすら細長くむいていくだけ。あとは酢、オイルなどを混ぜ合わせたドレッシングであえれば完成。レーズンをプラスすれば程よい甘さも加わり、おいしさがアップする。
包丁いらずのレシピ、ぜひつくってみて。
皮むき器でつくるキャロットラペ
材料(2人分)
人参 1本 / レーズン 大さじ山盛り1程度 / 酢 大さじ1 / オリーブオイル 大さじ2 / 砂糖 小さじ1/4 / 塩胡椒 少々
つくり方
人参の皮をむき、その後も皮むき器で細長くむいていく。
ボウルに酢、オリーブオイル、砂糖、塩胡椒を入れて混ぜ合わせ、1とレーズンを入れてあえる。30分ほど冷蔵庫で置いて味をなじませたら完成。
味の浸透が早く、火の通りも早い
皮むき器でむいた人参は薄いので味の浸透が早く、ドレッシングであえてすぐでもいただける。また火の通りも早いので、フライパンでツナと一緒にササッと炒め、塩胡椒で味付けするだけでもおかずが一品できあがる。皮むき器は時短にも一役買ってくれるのだ。