「100万ドルの夜景」とも言われる香港の夜景を楽しむなら、尖沙咀(チムサーチョイ)のプロムナードや香港島のヴィクトリア・ピークが定番スポットだ。しかし、混雑していてゆっくり楽しめないという声も……。そこで、観光客はあまり行かない、現地の人がよく知る穴場の夜景スポットを紹介したい。
道中ではサルにも会える!?
1カ所目は、九龍半島側にある飛鵝山(フェイ・オー・サン※英語名はカオルーン・ピーク)。標高603mの山の中腹にある展望スポットからは、九龍半島に建ち並ぶ高層マンションの夜景ほか、九龍半島側、香港島側の高層ビル群が一望できる。
行き方はタクシーのチャーターで、油麻地(ヤウマテイ)付近からなら往復1時間半、料金はおよそ200香港ドル前後(2,000円強)。町から山を登っていくと、イノシシやサルに出会うこともある。観光地化はされてないためトイレや売店などはなく、中腹に夜景が眺められる小さな駐車場があるのみだが、現地の人たちの隠れたデートスポットとして知られている。
2つのつり橋を眺められる展望台
2カ所目はランタオリンク展望台で、こちらは一風変わった香港の夜景が眺められるスポットだ。ビル群は見えないが、2つのつり橋のライトアップが目の前に広がる。場所は青衣(チンイ)島にあり、空港のあるランタオ島と九龍半島の間に位置する。九龍半島と青衣島を結ぶ全長1875mの汀九(ティンカウ)橋と、ランタオ島と青衣島を結ぶ全長2160mの青馬(チンマー)大橋を眺めることができる。
こちらは駐車場から展望台まで道が整備されている上に、展望台にはベンチや望遠鏡などもある。行き方はタクシーのチャーターで、油麻地付近からなら往復1時間、料金はおよそ200香港ドル前後(2,000円強)。何度も香港に行っている人や、定番以外の夜景を見たい人におすすめのスポットだ。