ニコンイメージングジャパンは29日、専用テレコンバーターを使用することで、焦点距離を最大1,000mmまで伸ばせる超望遠レンズ「AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR」と、専用テレコンバーター「AF-S TELECONVERTER TC800-1.25E ED」を発表した。4月より発売し、価格は2,121,000円。

「AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR」

「AF-S TELECONVERTER TC800-1.25E ED」

「AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR」は、2012年7月12日に開発を発表していたNIKKORレンズ最長の焦点距離800mmの超望遠レンズ。蛍石レンズ2枚とEDレンズ2枚を採用し色収差を低減。高解像度/高コントラストな描写が得られる。レンズにはゴーストやフレアを低減するナノクリスタルコートが施されているほか、専用のテレコンバーターを装着して高速撮影する際、露出精度を高める電磁絞り機構を搭載している。手ブレ補正「VR」による補正効果は4段。鏡胴はマグネシウム合金製で、強度と軽量化を両立する。

主な仕様は、焦点距離が800mm、最大絞りがF/5.6、最小絞りがF/32。レンズ構成は13群20枚(EDレンズ2枚、蛍石レンズ2枚、ナノクリスタルコートあり)、他保護ガラス1枚。画角は3度10'(DXフォーマットカメラ装着時:2度)、絞り羽枚数は9枚(円形絞り)。最短撮影距離はAF時5.9m、MF時5.8m、最大撮影倍率がAF時1/6.6倍、MF時1/6.4倍、アタッチメントサイズは52mm(P=0.75mm)、本体サイズは長さ461mm、最大径160mm、重量は約4,590g。

「AF-S TELECONVERTER TC800-1.25E ED」は、「AF-S NIKKOR 800mm f/5.6E FL ED VR」専用のテレコンバーター。レンズ構成は3群5枚でEDレンズ1枚を採用。主レンズの性能を損なわない描写が可能としている。本体サイズは全長約29mm、最大径約62.5mm、重量は約135g。

「AF-S TELECONVERTER TC800-1.25E ED」を装着したときの合成焦点距離は1,000mm、最大絞りがF/7.1、最小絞りがF/40。最大撮影倍率は主レンズの1.25倍。