パナソニックは1月29日、デジタルカメラ「LUMIX(ルミックス)」シリーズの新モデル「DMC-SZ9」を発表した。発売は2月14日で、価格はオープン。推定市場価格は32,000円前後となっている。
広角25mm(35mmフィルム換算時)からの光学10倍ズームが可能ながら、ボディの厚さが21.2mmというスリムモデル。レンズはLEICA DC VARIO-ELMARレンズを採用。撮像素子は新開発の有効1,610万画素・高感度MOSセンサーを搭載する。
機能としては、2012年1月に発表された「DMC-FX80」で搭載された「ビューティーレタッチ」を搭載。ビューティーレタッチは、カネボウ化粧品「コフレドール」ブランドが監修したデジタルメイク機能で、撮影時・撮影後のいずれでも利用可能。「ワンタッチメイクモード」の「ELEGANT」や、アイシャドウ効果の「ライトローズ」など、新たなパターンが追加されている。
撮影以外の機能では、「DMC-SZ5」に引き続きWi-Fi(無線LAN)接続に対応。DMC-SZ9と同様に、撮影した画像をスマートフォンやPCなどにワイヤレスで転送したり、スマートフォンからワイヤレス操作したりできるほか、本モデルではWi-Fi Direct機能でDLNA対応テレビにワイヤレスで写真を表示させたり、撮影後のスマートフォンへの転送を自動で行ったりもできるようになった。また、スマートフォンからのリモート撮影は動画記録にも対応している。
主な仕様は、撮像素子が有効1,610万画素の1/2.33型MOSセンサーで、レンズの焦点距離が25~250mm(35mmフィルム換算時)、開放F値がF3.1~F5.9、対応感度がISO100~ISO3200(高感度モード時ISO1600~ISO6400)。背面のモニターは約46万ドット・3型液晶で、利用可能な記録メディアはSD/SDHC/SDXCカードおよび内蔵メモリ(約60MB)。動画の記録形式はAVCHDおよびMP4で、動画の記録画素数は最大1,920×1,080ドット/60i。バッテリーはリチウムイオン充電池、CIPA準拠の撮影枚数は約220枚となっている。
サイズはW96.5×D21.2×H56.8mm(突起部を除く)、重量は本体のみで約119g、バッテリーとメモリーカードを含む状態で約134gだ。