電机本舗は、Windows 8にスタートボタンを付けるなど豊富な機能を備えたオープンソースのフリーウェア「Classic Shell 3.6.5J」日本語強化版の配布を開始した。同社のWebサイトから無料でダウンロードできる。

「Classic Shell 3.6.5J」日本語強化版によってWindows 8にスタートボタンを追加できる(写真のスタートメニューはWindowsクラシックタイプ)

「Classic Shell」はオープンソースで開発されているソフトウェアで、今回の「Classic Shell 3.6.5J」日本語強化版は、電机本舗が日本語化・リビルドして再配布するもの。対応OSはWindows Vista / 7 / 8。

Windows 8に追加する「スタートボタン」は、Windowsクラシックタイプ、Windows XPタイプ、Windows Vista / 7タイプの3種類から選べる。そのほかにも、Windows 8の「スタート画面」をスキップするなど、多彩なカスタマイズ機能を搭載。

また、支援ツールとして「Win8便利ユーティリティ」を添付。拡張子の関連付け、ハイバネーションの無効化、セーフモードの呼び出しなどをすばやく設定できる。Windows 8で問題となることが多い「ウォッチドッグタイマー」(DPC_WATCHDOG_VIOLATION)のエラーを回避する設定も用意されている(このエラーは、マイクロソフトによるWindows 8更新プログラムの適用や、各種ハードウェアのドライバをWindows 8対応の最新版にすることで、ほぼ回避できるようになっている)。

スタートメニューの種類を選択できる

添付の支援ツール「Win8便利ユーティリティ」

今回の配布にともない、電机本舗では「ブランディング無料配布プログラム」や「業務用(インストール代行版・有償)」の提供も開始。「Classic Shell」で追加するスタートボタンやスタートメニューを独自にカスタマイズしたり、業務用途でも使えるように各種証明書を付与できる。