ソニーは29日、11.6型ワイドのフルHD液晶ディスプレイを搭載したコンバーチブル型Ultrabook「VAIO Duo 11」の2013年春モデルを発表した。CPUなど基本的なスペックが向上したほか、直販CTOのオーナーメードモデル限定の新色シルバーモデルが追加された。2月9日から販売を開始し、店頭想定価格は150,000円程度。

VAIO Duo 11

「VAIO Duo 11」はスライド式の機構により2つの形状に変形が可能。ディスプレイ部をスライドして持ち上げるとキーボードが現れて通常のノートPCのようにも利用できるほか、折りたたんでタブレットPCとして使うこともできる。2013年春モデルでは、CPUなど基本性能が向上した。

主な仕様は、CPUがIntel Core i3-3337U(1.8GHz)、チップセットがMobile Intel HM76 Express、グラフィックスがIntel HD Graphics 4000(CPU内蔵)、メモリが4GB(2GB×1/オンボード)、ストレージが128GB SSD、ディスプレイがタッチ対応11.6型ワイドIPS液晶(1,920×1,080ドット)、OSはWindows 8 64bit版。Microsoft Office Home and Business 2013、Adobe Photoshop Elements 11が付属。

インタフェースは、USB 3.0×2(うち1ポートはPC電源OFF時含むUSB機器への充電対応)、HDMI×1、D-sub×1、IEEE 802.11b/g/n、GigabitEthernet、Bluetooth 4.0、WiMAX、内蔵カメラ(フロント、リアともに207万画素)、内蔵マイク、ヘッドホン出力×1、メモリーカードスロット×1など。センサとしてGPSとNFCを搭載する。

バッテリ駆動時間は標準バッテリで約7時間、別売りのバッテリーパックを利用すると約14時間。本体サイズは約319.9×D199×H17.85mm、重量は約1.305kg。

オーナーメードモデル限定のシルバー

オーナーメードモデルでは限定カラーのシルバーが追加。パームレストやクリックボタン、液晶部サイドの縁がシルバーとなっている。CPUもより上位(Core i7-3687U/3537U)/下位(Core i3-3227U)のモデルが登場したほか、ストレージでも512GB SATA6bps SSDへの変更も行えるようになった。

吉田カバンとの限定コラボバッグ

また、吉田カバンとの限定コラボ商品として「PORTERオリジナルVAIO Duo 11専用ケース」もオプションとして販売する。コンパクトなサイズながら、付属のイヤホンやデジタイザーペンに加えて、スマートフォンなども収納できる。専用ケースも本体と同様に2月9日より発売。価格は15,000円前後を予定。